「マーキュリー通信」no.3531【生涯現役社会が日本を救う-56「コンフォートゾーンに安住し ていると下流社会に仲間入りしていく」】
サラリーマン生活を長年している内に、その会社の思考パターンに陥っていくようです。いつ
の間にか、自分の会社の価値観で物事を見て、判断する癖がついてしまっています。
特に、終身雇用で1社に勤めたサラリーマンほど、俗に言う「パブロフの犬」現象化していきま
す。価値観が固まってしまいます。
そして、定年後に第2の就職先を探そうとしても、自分の希望先に勤務することは難しいことに
初めて気付きます。そして、それまで会社の看板と肩書きでビジネスをしていたことに気付か
されます。
山一証券が倒産したときの就職活動で、就職先の人事部から、「あなたが当社でできることは
何ですか?」と聞かれ、「部長をしていました」と応えた人がいたそうです。これなど笑うに
笑えないアイロニーでした。
その為か最近では大企業でも副業を認める企業が増えてきました。
自分の仕事以外に別の仕事をすることで、新たな発想、価値観を知ることができます。
そして自分がぬるま湯(コンフォートゾーン)に使っていることに気付くことがあります。
できたら、副業、サイドビジネス感覚でなく、複業、別のもう1つの仕事として捉えると、人生
観すら変えることになるかも知れません。
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