「マーキュリー通信」no.3540【生涯現役社会が日本を救う-57「固定概念を外す」】
人間は歳をとるにつれ、自分のこれまで生きてきた経験で物事を判断しがちになります。
人生70年代、80年代の時代ならまだそれで良いと思います。
しかし、今や人生100年時代に向かって平均余命がどんどん伸びています。
もし、今までの固定概念、即ち定年退職したら退職金で老後の人生を大過なく過ごしていくと
大きな落とし穴に落ちる事になります。
老後の人生を心身共に健康で暮らしていくためには、経済的安定が必要不可欠です。
経済的安定を図る手段の1つとして、ネットワークビジネスがあります。
日本は世界一のネットワークビジネス大国です。第2位の米国を抜いてダントツ1位です。
それでもネットワークビジネスにアレルギーを持つ人は多いようです。
しかし、いざ切羽詰まったときに悪いネットワークビジネスに引っかかって経済的損失を受け
る人も多くいます。
更に、ネットワークビジネス以外にも、代理店商法やフランチャイズビジネス、そして様々な
投資案件に多額の投資をして、一文無しになる人も見かけます。
大事なことは、常日頃固定概念を外し、自分の目で各種様々なビジネスに興味を持つことです
。
その時の最重要事項としては、最大リスクはいくらかをチェックすることです。
少なくとも退職金を全て使ってしまうような愚策だけは避けて欲しいです。
歳をとるにつれだんだんと交友範囲が少なくなっていきます。そういう時に甘い誘いがあり、
それに引っかかってしまう高齢者が後を絶たないのも、日頃から財務リテラシーを鍛えていな
い反動といえます。
一方で、オウム真理教のトラウマのせいか、いまだ宗教嫌いの日本人は多いようです。
これもネットワークビジネスと同様です。
孤独な高齢者を狙って悪徳宗教が跋扈しています。そして、多額の寄付金を騙し取られるケー
スも多発しています。
そうならないためにも、普段から宗教に接する機会を増やし、善悪の判断ができるようにして
おくのも大切と考えます。
諸外国では、宗教が生活に深く根ざし、高齢者になればなるほど宗教が大切な存在となってい
ます。
よく日本人で「自分は無宗教」と平気で言っている人がいます。日本社会なら通じますが、海
外ではけだものと同じ恐ろしい人間と判断されかねないので要注意です。
◆◆◆◆◆◆編集後記◆◆◆◆◆◆◆
カナダ三井物産に赴任する直前に人事部から呼ばれ、「何の宗教を信じているのか?」と聞か
れたら、"I am Buddhist"と応えろと指導されました。
カナダに駐在してみると、皆敬虔なクリスチャンで、宗教文化、行事に基づき生活をしていま
した。
当時無宗教だった自分を恥じた経験があります。
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