【「奇人変人の異見-328 「横綱稀勢の里を引退に追い込んだ日本大相撲協会」】
大相撲ファン歴60年、栃若時代からの大相撲ファンにとり、稀勢の里の存在は別格です。
進退をかけて臨んだ初場所でしたが、初日御嶽海、二日目逸ノ城が対戦相手と知って唖然とし
ました。こんな難敵を最初から当てられたら、連敗をする可能性が高いと危惧したからです。
その瞬間、「日本大相撲協会は稀勢の里を引退に追い込むつもりなのか?」と頭をよぎりまし
た。
そして、予想通り連敗し、引退へと追い込まれていきました。
3日目の相手は、先場所休場に追い込んだ栃煌山です。二日間の相撲内容を見て、多分勝てない
、これで引退に追い込まれると思いました。
そこで私は日本大相撲協会に抗議の電話を入れました。「協会は稀勢の里を引退に追い込みた
いのか!」。多分ファンから抗議の電話が殺到したのだと思います。電話口に出た女性は早く
電話を切りたがっていました。
引退となった4日目の対戦相手は、横綱鶴竜を破る金星を挙げて、最近成長著しい錦木です。
本来なら錦木クラスの力士を当てるべきでした。これで負けたなら、ファンも致し方ない。「これ以上稀勢の里に精神的プレッシャーを与えるのは忍びない。早く解放させてあげたい」という気持ちになったはずです。
日本大相撲協会は、横綱稀勢の里がダントツ人気、それに最近台頭著しい貴景勝、御嶽海等に
支えられ、それに横綱白鵬が続いています。
幕の内の取り組みの前に、幕内力士が横綱以外一斉に土俵に上がりますが、ファンの拍手の大
きさを聞くとそれがよく分かります。
相撲興行の面からすれば大きな一枚看板が外れた感じです。
協会にはそれが分からないのでしょうか。
一方、一昨日抗議の電話を入れた際に、もう一言「序盤戦に上位陣を当てる愚は止めて欲しい
。毎場所、終盤戦に横綱大関と平幕が当たる味気ない取り組みが多い。テニスでもシード選手
はベスト8で当たるようにしている。大相撲も是非そうして欲しい」と強い注文をつけました。
にもかかわらず、昨日も大関栃ノ心対関脇玉鷲、更には関脇貴景勝と小結御嶽海の全勝同士を
ぶつけるという無粋なことをやり、終盤戦の楽しみを奪いました。
又、大関豪栄道も難敵逸ノ城を当てられ、栃ノ心と共に4連敗。
今の理事長も興行面ではセンスがないですね。
◆◆◆◆◆◆編集後記◆◆◆◆◆◆◆
本日は阪神大震災から24年目の日です。被災者には黙祷を捧げます。
阪神大震災は、8年前に発生した東日本大震災の陰に隠れ、すっかり記憶の彼方に追いやられた
ようですが、日本が地震大国であることに変わりありません。
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