「マーキュリー通信」no.3613【ワンポイントアップの人間力-152「下町ロケット特別編 愛 は人の心を変える」】
下町ロケット特別編を1月2日見ましたが、これまでの中では最高の内容と感激のドラマでした
。
無人トラクターのノウハウを佃製作所から盗んだ上に、資金難で経営危機を救おうとした佃製
作所佃社長を裏切り、ギアゴースト伊丹社長は帝国重工に復讐心で燃える重田社長と手を組む
ことにした。伊丹社長もかつて帝国重工に在籍し、冷酷な的場取締役から同社退職を追い込ま
れ、帝国重工に恨みを抱く。
伊丹社長は重田社長と共に帝国重工の次期社長候補と目される的場取締役を徹底的に叩き潰す
為に、無尽トラクターのダーウィンプロジェクトを立ち上げる。
これに対し、帝国重工は下請け会社の佃製作所を起用する。
そして、試作段階でギアゴーストの無人トラクターダーウィンは帝国重工の無人トラクターラ
ンドクロウに圧倒的勝利を収める。
そして、商品発売となるが、販売台数でもマスコミで話題となったダーウィンが圧倒的勝利を
収める。
しかし、「おごれる者久しからず」の例え通り、ここに大きな落とし穴があった。
ギアゴースト伊丹社長のやり方に反発していたナンバー2の技術者島津がギアゴーストを去り、
佃製作所に無人トラクター部門の責任者としてスカウトされる。
佃製作所から盗んだ設計書は数年前のもので、既に時代遅れとなっていた。
試作品では大成功を収めたダーウィンだったが、完成品を農家に納入し、何回か動かしている
間に動かなくなってしまう。
その原因がトランスミッションを動かしている心棒の材質と判明。しかし、この心棒は佃製作
所が改良に改良を重ね、特許出願した部品と判明。
このままではダーウィンはリコールとなり、ギアゴーストは倒産してしまう。そこで、同社伊
丹社長は、恥を忍んで佃社長に部品供給の要請にいく。
しかし、佃製作所の猛反発を食らって、引き下がる。
その後、北陸地方に大型台風が上陸するが、帝国重工の無人トラクターランドクロウは見事そ
の能力を発揮して、農家から農作物(稲)の被害を救う。
その時、ライバルであるダーウィンを買った農家にも救いの手を差し伸べる。これまで敵対関
係にあった農家も同じ稲作農家として一気に絆を深める。
これを見ていた佃社長は、心情的には許せないギアゴースト伊丹社長に部品供給を承諾する。
これまで帝国重工に復讐心を抱いていた伊丹社長も自分の愚かさに気付く。
佃社長の、「日本の農業を災害から救う」「農家の高齢化の手助けとなる」という崇高な理念
に賛同し、自身も心を入れ替え、無人トラクターダーウィンの再開発に乗り出す。
人間は復讐心では、問題は解決しない。
人を救うのは「愛の心」であることを下町ロケット特別編を通じて学びました。
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