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2019年4月25日 (木)

「マーキュリー通信」no.3698【平成時代30年を振り返って-13「昭和の世は遠くなりにけり」】 】】


以前、「明治の世は遠くなりにけり」という台詞がありました。
これを現代風に言うならば、「昭和の世は遠くなりにけり」を実感しています。

昭和の世は大きく分けると、戦前と戦後に分かれます。

私は戦後の世代で、「戦争を知らない子ども達」が歌が流行った時代です。

昭和の時代も、前半が高度成長期でテレビ、冷蔵庫、洗濯機を3種の神器と呼び、まだまだモ

ノが不足していた時代から、後半はモノが充足された時代に分かれます。

昭和の時代は、アナログの時代、平成の時代はデジタル、ITの時代といえます。

何でもそろっている現代の生活と昭和時代の生活と比べれば、現在の方が圧倒的に快適です。

子供の頃は、特に冬が寒くて、あかぎれやしもやけに悩まされました。

私の子供の頃は電話が普及していない時代でした。

それでも私は昭和の時代の方が好きです。

まだまだ戦後の廃墟から立ち上がり、米国に追いつけ追い越せと活気のある時代でした。明る

い未来が描ける時代でした。

そしてもう1つ大きな違いが大家族の時代でした。

大半の家庭にはおじいちゃん、おばあちゃんがいて、おじいちゃん、おばあちゃんが緩やかな

家庭の絆を保っていました。潤滑油となっていました。
私がイメージするのはサザエさん一家です。あの暖かみのある家庭です。

平成の時代にはそれが失われ、核家族の時代となってしまいました。

新元号令和の時代には、是非大家族の時代を復活して欲しいと思います。

それが超高齢者社会が抱える様々な課題を克服する一つの鍵になると思います。

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