「マーキュリー通信」no.3840【人生に勝利する方程式-208「砂漠に咲く薔薇のように~サヘル・ローズの人生」】
サヘル・ローズは、イラン出身のマルチタレントとして活躍しています。
彼女の過酷な生い立ちをNHK Eテレ「心の時代」(11月3日(日)5時)で知りました。
1980年~1988年のイランイラク戦争で、サヘル・ローズは、破壊された廃墟のがれきの下から
後に養母となるフローラ・ジャスミンに救い出され、孤児院で暮らすこととなります。
そして、孤児院に預けられました。
フローラ・ジャスミンは彼女との縁を感じ、養子として引き取ることを実家に提案しました。
実家は裕福でしたが猛反対。親子の縁を切られました。
実家を追い出された二人は貧しいアパート一間の暮らしが始まりました。
その時、養母はまだ名前がなかった彼女をサヘル・ローズとつけました。
サヘルとは砂漠を意味します。ローズは薔薇です。どんな辛くても、砂漠に咲く一輪の薔薇の
花のようにたくましく生きるという願いを込めて命名しました。
さて、シングルマザー一人で子供を育てるのは、イランでも大変なことです。
そこで養母は当時日本人の彼氏と連絡をとり、日本行きを決意します。サヘル・ローズ8歳の時
でした。
日本人の彼氏もサヘル・ローズと相性が悪く、暴力を振るったので、養母は彼のアパートを去
ります。
その結果、二人はホームレス生活。
当時小学生だったサヘル・ローズは、給食で腹を満たしました。
校長先生がサヘル・ローズに日本語を教えてくれ、サヘル・ローズの日本語はみるみる上達し
ていきました。
その後、中学校に進学すると、今度はいじめ問題に遭います。
その結果、サヘル・ローズは不登校となり、自閉症の子供となります。
東京都立園芸高等学校に進学するとサヘル・ローズの能力が開花して行きました。
イランにいたときにNHKの大河ドラマおしんを見て、将来女優を夢見ました。
そして、持ち前の美貌と本来持っていたキャラクターが見事花開き、現在マルチタレントとし
て活躍しています。
あの明るい彼女からは創造できない生い立ちですが、彼女は自分の生い立ちをアジアアフリカ
の子ども達に語り、「決して夢を捨てるな」と勇気づけています。
そんな彼女を益々応援したくなりました。
◆◆◆◆◆◆編集後記◆◆◆◆◆◆◆
私も5歳で母が病死し、その1年後に父が家出するという波瀾万丈の人生の幕開けでした。
しかし、サヘル・ローズの人生と比べたら恵まれています。
今の平和な日本に生まれた我々日本人は本当に恵まれています。
それを海外に少し目をやると、自分の現在の幸福に気付き、感謝するようになります。
そして、他人に対する優しさが芽生えてきます。
その時には、いじめ問題や不登校問題は解決していることでしょう。
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