「マーキュリー通信」no.3847【ワンポイントアップの仕事力-140「判断力と決断力をつける」】
日々私たちは公私に亘り多くの判断を求められます。
例えば今日は雨が降りそうだから傘を持っていこう。そろそろインフルエンザの季節だから、
電車の中でマスクをしよう。こういうのは判断です。
仕事面でも日々多くの判断をしています。
判断する時はその時の状況を基に判断します。
しかし、この判断を先送りしている人が結構います。
状況は絶えず変化しています。従って、即断即決をしていかないと、間違った判断に繋がりや
すくなります。
これができない人を優柔不断と言います。
もちろん即断即決の場合でも間違った判断をするときはあります。
私はそれで良いと思っています。
自分の判断ミスに対し、反省し、何が間違っていたのかを振り返り、次に間違えないようにす
れば良いからです。
このプロセスを経ると判断力がついていきます。
一方、決断とは、私は自分の方針、戦略、価値観等に基づき、意思決定することと定義してい
ます。
決断にはしばしばリスクが伴います。
リスクが大きければ大きいほど慎重に考えます。
私の意思決定の基準は、そのリスクが自分の能力の範囲内かどうかで決めています。
もちろんその決断が間違っている場合もあります。
しかし、自分のリスクの範囲内なら、決断ミスの原因を振り返ります。
それが経験となり、自分の成長に繋がります。
一度も失敗したことがないという人がいたなら、それは決断をすることが殆どなかったからだ
といえます。
よく「考えてから決めます」という人がいますが、考えたからといって、良い決断ができると
は限りません。
小さなリスクなら、積極的に受け止め、決断していく。そのことにより決断力がついてきます
。
この決断力の差が人生の選択の差となって現れてきます。
ところで判断と決断の違いは明確ではありません。
私の場合で例えて言うなら、「生涯現役人生を送るために健康は重要だ。だから毎朝階段を18
階まで上る」。これは決断です。
これに対し、「今日は台風なので階段の上り下りは危険だから止めておこう。これは判断です
。」
判断力も決断力も多数こなしていってこそ力がつき、仕事力のアップに繋がります。
これを躊躇し、その機会を減らしている人は、仕事力はなかなかつかないと言えます。
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