「マーキュリー通信」no.3910【ワンポイントアップの経営術-236「企業の成長と調和を図る」】
米国思想界の巨人デール・カーネギーは、成長一本槍の米国企業に調和の大切さを訴
えました。
成長一本でいった場合、その途中でいろいろな歪みが出てきます。
従業員のメンタル面の問題も発生します。
車にもアクセルだけでなく、エンジンブレーキとフットブレーキがあります。
アクセルを離すとエンジンブレーキがかかり減速する仕組みになっています。
更に危険が迫った場合、フットブレーキを踏んで、事故を回避しようとします。
企業経営も同じです。
企業の成長と調和を図り、現在の企業環境と経営者自身の経営能力を加味しながら適
切な速度を模索していくことが重要と考えます。
◆◆◆◆◆◆編集後記◆◆◆◆◆◆◆
ソフトバンクの孫正義社長は、思い切りレバレッジを利かせ、即ち多額の借金をして
ソフトバンクグループを成長発展させてきました。
しかし、アクセル1本で突き進んできた結果、シェアオフィスのWeWorkの事業破綻で
大赤字を被り、経常利益9割減となりました。
孫正義社長は、株式時価総額にばかり目がいきすぎ、企業本来のミッション、即ち社
会貢献という視点が抜けていたのではないでしょうか?
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