「マーキュリー通信」no.4010【人生に勝利する方程式-221「石油王ロックフェラーの座右の書『イソップ物語」に学ぶ その5 他人から好かれ、良好な人間関係を築くために大切な尊重思考」】
「人から好かれる人には、順境の時にこそ、謙虚に振る舞うという共通点がある」
◆イソップ寓話「カラスとキツネ」
肉を加えたカラスが枝に止まっていました。
それを見たキツネはカラスに向かって、「あなたの声は実に良い声をしている。一度その声を私に聴かせてもらえませんか」と言いました。
カラスはキツネのおだてに乗って、美声?を発します。
その瞬間、カラスのくちばしから肉が落ちてしまいます。
キツネはその肉片を拾っておいしそうに食べました。
この教訓は、人は自分よりも優れている。だから謙虚に学ぼうという姿勢が大切と諭しています。
スーパードライをトップブランドにして低迷していたアサヒビールを業界トップに引き上げた樋口廣太郎社長は、大手都銀の出身です。
当然、ビール業界のことは素人です。
そこで、競合他社に「どうか素人の私においしいビールの造り方、売れるビールの売り方を教えてください」と頭を垂れて教えを乞うたそうです。
樋口社長の謙虚な姿勢が低迷していたアサヒビールを業界トップに躍進させたと言っても過言ではありません。
あなたの周りを見ても、今は絶好調でも他人を見下したり、他人から素直に学ぼうとしない人はやがて下り坂になっていきます。
私は50年近い社会人生活の中で、そんな例をあまた見てきました。
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