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2020年8月 3日 (月)

「マーキュリー通信」no.4053【人生に勝利する方程式-227「自己限定を外す」】


昨日のメルマガで宗教の大切さをお伝えしました。
神仏の力は無限大です。神仏の念いの方向にベクトルを合わせ努力精進していくと自らも無限の力を発揮できるようになります。

「自己限定を外す」、その原点は高校2年生の時にあります。

当時、「世界を股にかけるビジネスマンになる」ことを決意しました。その為に、一橋大学商学部を受験することに決めました。

当時の私の実力から見て一橋大学商学部合格は厳しく思えました。しかも、母校神代高校は、都立でも一番下のクラス高校で、進学ムードは余りありませんでした。一橋大学に合格した先輩は、かろうじて2浪で1名いただけでした。
当時、神代高校は、3年生になると理科系2クラス、文化系6クラスに分けていました。文化系のクラスは、大半が就職するので受験勉強をする雰囲気ではありませんでした。

そこで、親しくしていた生物の矢野先生に、国公立早稲田慶応等一流大学を目指す進学クラスを新たに創り、矢野先生に担任を頼みました。
矢野先生は、私の申し出を快諾してくれ、神代高校初の進学クラスが誕生しました。

当時の菅谷家は貧乏のため、予備校に通うお金がありません。参考書もろくに買うお金もありません。そこで、少ない参考書を何度も何度も勉強しました。当然浪人は許されません。

私は団塊の世代の為、受験戦争が一番厳しい時代でした。
私が受けた商学部も競争倍率が、前年の4.9倍から7.9倍へと跳ね上がりました。一橋大学は現役合格は少なく、さすがに自信をなくしました。

そこで、私は国立にある一橋大学を訪ねました。
有名な兼松講堂、本学、図書館の写真を撮り、一橋大学の学生になったイメージをするイメージトレーニングをしました。そして、不安感を一掃しました。

その他、ありとあらゆる手段を使って、受験勉強に集中しました。
そして、神代高校史上初の一橋大学現役合格を達成しました。

「自己限定を外す」、この精神的態度が、現在まで続いています。

現在71歳ですが、年齢という自己限定を外しています。

人生120年計画を立て、残りの人生は世の為、人の為の人生を生きていこうと思うと明るい未来が開けてきます。

そして、これが私の元気の素となっています。

◆◆◆◆◆◆編集後記◆◆◆◆◆◆◆

高3担任の矢野先生とは、矢野先生が忠生高校の校長に異動してからも親交が続きました。

ある時、奥様から電話があり、お通夜の知らせでした。矢野先生が、生前「菅谷君と是非会いたい」と言っていたので、連絡したとのことです。

通夜に参列し、「今の自分があるのは先生のおかげでした」と感謝の報告をさせて頂きました。


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