« 「マーキュリー通信」no.4136【ワンポイントアップの経営術-255「経営の神様 稲盛和夫の利他の経営学に学ぶ-7」】 | トップページ | 「マーキュリー通信」no.4138【クリエイティブに生きる-44「小さな改善でもちょっとしたイノベーションになっています」】 »

2020年10月31日 (土)

「マーキュリー通信」no.4137【あっぱれ原巨人2連覇】


今年のセリーグのペナントレースは終盤巨人軍の独走のまま逃げ切りました。
開幕時は、昨年の最多勝投手山口俊がMLBに移籍したので、混戦が予想されました。

しかし、今年は原監督の戦略と采配の勝利といえます。

戦略的には、コロナ禍の影響で試合数が120試合に減り、引き分けを10回までとしたこと。これにより引き分け試合が多数でることを予想して、早めの継投策と投手の駒を多数そろえたこと。そして、投手の疲労を減らすために、押さえの2枚看板のデラロサと中川に適宜休息を与えました。

その為、シーズン途中で高梨をトレードで獲得して、昨年レース途中で獲得した鍵谷と中継ぎのエース格としたこと。

先発投手は、絶対エース菅野以外ローテーションを任せる投手がいなかったところに、高卒2年目の20歳の戸郷の起用がずばり当たったこと。

優勝の原動力は豊富な中継ぎ陣といえると思います。これは珍しいパターンで、野手出身の原監督の戦略の勝利といえます。

一方、打撃陣は、24歳の岡本をシーズンを通じ4番打者に据えたことです。途中スランプの時期もあったけれど、変えずに我慢して起用したこと。それに応えて打点と本塁打の2冠王も見えてきました。4番打者に一番求められることは打点です。チャンスにいかに打ったかですから、今年も100打点近い岡本は4番打者として立派に重責を果たしたといえます。

また、今年も一流半の外国人選手を獲得しました。
しかし、原監督は、選手の調子を見ながら適宜使ったので、若手選手がやる気を無くすことがなかったようです。そのせいか今年は若手の台頭がかつてないほど顕著な年でした。

今年の原監督はかつてないほど采配がさえ、戦略がずばり当たり、ペナントレース9回優勝は川上監督についで第3位だそうです。そして監督勝利数1000勝も達成しました。
現在62歳の原監督、来年以降の采配も楽しみです。

◆◆◆◆◆◆編集後記◆◆◆◆◆◆◆

人気と実力を備えた巨人軍OBは松井、桑田、篠塚、川相、斉藤、槇原等多数いるのですが、監督の器となるとまた別の問題なのでしょうか。

それとも高橋前監督の起用失敗がトラウマとなり原監督という無難な線に落ち着いているのでしょうか。

◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆

| |

« 「マーキュリー通信」no.4136【ワンポイントアップの経営術-255「経営の神様 稲盛和夫の利他の経営学に学ぶ-7」】 | トップページ | 「マーキュリー通信」no.4138【クリエイティブに生きる-44「小さな改善でもちょっとしたイノベーションになっています」】 »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




« 「マーキュリー通信」no.4136【ワンポイントアップの経営術-255「経営の神様 稲盛和夫の利他の経営学に学ぶ-7」】 | トップページ | 「マーキュリー通信」no.4138【クリエイティブに生きる-44「小さな改善でもちょっとしたイノベーションになっています」】 »