「マーキュリー通信」no.4144【ワンポイントアップの営業力-110「しなやかな鋼鉄のような自分を創っていく」】
私は昭和50年から53年まで三井物産の鉄鋼部門の鉄鋼建材部で営業をしていました。
土木建材用の1種に鋼矢板があり、港湾や高速道路の仮設材に使われます。長いものは10メートル以上あります。
鋼鉄なので当然固いのですが、一方でしなやかさも兼ね備えています。
土木建材の顧客は主にゼネコンでした。
国内の鉄鋼営業は義理人情の世界で、濃密な人間関係を求められます。
それは厳しい世界でした。今の若い人なら3日と持たないかも知れません。
しかし、その厳しい営業を経験したので、鋼鉄のような折れない心が養われました。少々のことではくじけない忍辱(にんにく)の心が養われました。
但し、それだけでは融通が利かず、頑固者として使い物になりません。一方でいろいろな状況に応じ対応できる柔軟性、鋼鉄のようなしなやかさも兼ね備えることができました。
当時を振り返り、そんな自分を鍛えて頂いた当時の上司には感謝しています。
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