「マーキュリー通信」no.4184【国連の正体】
今年のコロナショックはWHOが中国の広報局として言いように操られ、その結果全世界にパンデミックをまき散らしました。
以前もユネスコが、事実無根の南京大虐殺事件を中国からの申請をそのまま受け付けてしまい、国連の役割に疑問を持っていたところでした。
そこで、本書「国連の正体」(藤井厳喜著 ダイレクト出版)が出版されたので、購入して読みました。国連の実態は、私たちが思っているイメージとはかけ離れていることが分かりました。
国連(国際連合)を英語では、"The United Nations"です。即ち、直訳すれば第2次世界大戦で日独伊三国同盟枢軸国と戦った連合国のことです。その連合国が日独伊枢軸国に対抗して創った組織です。
それを当時の外務省が日本が加盟していた国際連盟に倣って国際連合と命名しました。
連合国のままでは、国民感情が許さないという忖度が働いたのでしょうか。
外務省のイメージ戦略が見事に当たり、国連に対するイメージは非常に良いです。
国連は第2次世界大戦の勝者である連合国による世界平和を目指している国際組織ですが、実態はかなりかけ離れています。
連合国の国際組織なので、敵国条項がまだ入っており、日独伊の3国が国際紛争を起こした場合には、容赦なく軍隊を送って鎮圧できるコトになっています。日本は再三撤廃を要請していますが、実現に至っていません。
国連は、建前は世界平和を唱っていますが、実態はカンボジアの和平に貢献した以外は機能していません。
その最大のガンは中国の存在です。
中国は、GDP世界第2位の国力を持つようになりましたが、その経済力を悪用して、国連を牛耳ってきました。
アジアアフリカ諸国に経済援助し、台湾を追放して国連の常任理事国に収まり、それ以来中国の横暴さが際立っています。
中国が侵略したチベット、内モンゴル、ウィグルの3国は、当然非難の対象ですが、参加諸国は中国を恐れて、何も言えません。
国連加盟の条件は平和を希求する国となっていますが、中国や北朝鮮も加盟国であり、有名無実化しています。
最近では南沙諸島の公海に中国は強引に埋め立てて自国の軍事基地にしてしまいました。当然国際法違反となりましたが、国際裁判所の勧告も無視しています。
更には中国の世界征服戦略の一環としての一帯一路政策がありますが、これらの傀儡国家を国連の諸機関のトップに据えて、コントロールしています。
その典型がWHOのテドロス事務局長はエチオピア出身です。エチオピアには中国が莫大な援助をしており、頭が上がりません。
その結果、コロナウィルスの事実を中国の指示に従い隠蔽し、その結果、世界中に甚大な被害を招くことになりました。
なお、中国は当初武漢ウィルスと称していましたが、その後WHOは中国の指示に従いCOVID19という呼称に変えてしまいました。
中国はこれを悪用して、コロナウィルスの犯人は米国だと主張する始末です。
日本政府及びマスコミは中国に忖度して新型コロナウィルスで統一しています。
一方、国連本部は、余り何もやることがないので、発展途上国から多数の職員の雇用の場として機能しています。
各国が派遣できる職員数は拠出金の額によって決まるのですが、途上国は定員を大幅にオーバーしています。
先進国は、国連の実態を知っているので、余り行きたがらず定員割れてしています。
但し、日本は国連幻想があるため、反日左翼の活躍の場として人気があるようです。
中国、韓国が反日プロパガンダに悪用していますが、日本はそれを阻止せず、同調しているお粗末ぶりです。
なお、難民救済等の支援に関しては、現場の人はそれなりにがんばっているそうです。
私も国連の下部組織難民救済を目的とするUNHCR協会に適宜寄付金に応じていますが、それなりに機能しているようなので、私の善意の寄付金が活用されている信じたいです。
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