「マーキュリー通信」no.4182【人生100年時代をぴんぴんころりで楽しく生きる法-113「チーズはどこへ消えた?」】
20年前のベストセラー書「チーズはどこに消えた?」(スペンサー・ジョンソン 扶桑社 1000円+消費税)が、最近漫画本として復活しました。
毎日好物のチーズを食べて平穏な生活を送っている二人の小人がいました。
ある日、突然そのチーズが消えてしまい,二人はパニックに陥りました。
二人の小人はチーズを死にものぐるいで探し始め、終いには迷路に紛れ込みます。
一人の小人ホーは、もはやチーズはないと諦め、新しいチーズを探し始めます。
もう一人の小人ヘムは諦めきれずに、これまでのチーズを探し続けます。
ホーは、新しいチーズを求めて探し続け、何とか新しいチーズを手に入れます。
新しいチーズはこれまでのチーズと比べ味も形も違います。安全です。
ホーは新しいチーズに直に馴れ、新しい生活を始め、また平穏な生活を始めました。
一方、ヘムは依然これまでのチーズを探し続け、へとへとになり倒れ込みます。
ヘムは新しいチーズを探すリスクを恐れています。また、新しい味や食の安全性も心配しています。
ヘムは久しぶりにホーと再会します。ホーの表情は、以前のホーと比べ、さらに充実した印象を受けました。
ホーは、ヘムに新しいチーズを与えます。最初は拒絶していたヘムでしたが、恐る恐る新しいチーズを1口食べてみました。するとヘムが恐れていたことはありませんでした。ヘムもやっと新しいチーズを食べる気になり、ホーと一緒に新しいチーズを食べ、新しい平穏な暮らしをすることができました。
この逸話は現代人のライフスタイルにも似ていませんか。
これまでのライフスタイルは、良い大学を卒業し、良い企業に勤めれば、安定した生活を送れると思っていました。
しかし、コロナショックがその考え方を一変させました。
大手企業ですらボーナスがなくなり、人員削減の時代となりました。今後は半数の企業が倒産すると言われる時代です。
それでも今勤めている企業にしがみつこうとしているサラリーマンは多数います。
仮に定年までしがみついたとしても、定年後の受難が待っています。
人生80年時代なら、退職金と年金で何とか暮らせたかも知れません。
しかし、人生100年時代では定年後は35年もあります。
退職金や年金だけでは充分暮らせない時代となってきました。
さらに、最期の10年間は寝たきり痴呆老人の時代となります。
それでも自分だけは大丈夫と思い込む人が非常に多いようです。
そして、目先の事しか考えていない人が多数います。
多くの人は、2人目の小人ヘムのように変化を恐れています。
しかし、変化を恐れていては、押し寄せる大波にのみ込まれてしまいます。
ベストセラー書「チーズはどこへ消えた?」は、乱気流の現在に再び復活しました。本書を自分に置き換えてみて、読んでみたらいかがでしょうか。
◆◆◆◆◆◆編集後記◆◆◆◆◆◆◆
昨年7月に出版した「生涯現役社会が日本を救う!」は、おかげさまで増刷となりました。
著者にも一部在庫があります。ご希望の方は著者のサイン入り、送料無料で1540円を1500円でお譲りいたします。ご希望の方はご連絡をおまちしております。
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