「マーキュリー通信」no.4187【奇人変人が世の中を変えていく-405「やはり納得できない忠臣蔵騒動」】
今年もこの時期になると日本人に人気の忠臣蔵が話題となります。
NHK番組「歴史秘話ヒストリア」で忠臣蔵を採り上げていました。
忠臣蔵は、徳川綱吉の元禄時代、太平の時代に起きた事件でした。
赤穂藩主浅野内匠頭が吉良上野介を殿中松の廊下で刀を抜いて斬りかかり、吉良上野介に危害を加えたことが直接の判決理由となっています。
江戸幕府は、浅野内匠頭の犯罪を本人の切腹のみならずお家取りつぶしという重罪に科しました。しかも、吉良上野介はおとがめなしとのことでした。
当時は喧嘩両成敗が常識の世の中だったので、幕府の裁定に赤穂家は不満を募らせます。
NHKでは、吉良上野介は浅野内匠頭の指導係的立場だったが、吉良上野介に対する付け届けが少なかったので厳しく指導した。これに怒って浅野内匠頭は犯行に及んだとしています。
また、浅野内匠頭は精神的に病んでいたので、それも犯行に及んだ一因としています。
赤穂家の家臣達は堀部安兵衛を中心として、吉良上野介を討つべしとの声を挙げます。
これに対し、筆頭家老大石内蔵助は、もしそれを実行したら一族郎党家族まで被害が及ぶと考え悩みます。
1年以上熟考の末、家臣達の気持ちを抑えることはできないことと判断して、吉良上野介討伐を決意します。
吉良上野介は、領民からも名君と言われている殿様です。
百歩譲ったとしても、私ならバカ殿の為に、死ぬ気にはなりません。
むしろ矛先を幕府に吉良上野介の処分、例えば減俸とかを訴えるのが筋と思いますが、何か吉良家と幕府の間に裏取引でもあったのでしょうか。
読者の皆さんはどのように考えますか。
私には忠臣蔵がなぜ国民的に人気なのが良く理解できませんが。
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