「マーキュリー通信」no.4354【シニアとシングルマザー、ファーザー用シェアハウス「ユートピア館」の建設-4「未婚のシングルマザーが日本でも急増中」】
私の若い頃は離婚は周りでほとんどありませんでした。
統計的に私の20代の頃で10%程度、それが年々増加し、今や35%3組に1組は離婚していることになります。
米国では50%を超えており、日本でも更に離婚率が増加していくのでしょうか。
これに伴いシングルマザー、シングルファ-ザーの数が年々増加し、平成27年でシングルマザーが754千世帯、シングルファ-ザーが84千世帯あります。
これに親と同居も含めるとシングルマザー世帯が123万件、シングルファ-ザー世帯が19万件となります。
なお、シングルファ-ザーになった理由として、約2割が配偶者との死別があり、8%のシングルマザーとはその点事情を異にしています。
一方、最近新たな社会問題として未婚の母の増加傾向にあることです。
2015年の統計で17.5万人だったので、現在は推定20万人程度と予想されます。
さて、シングルマザーの場合、経済的にかなり厳しいようです。母子世帯の平均年間収入(平成27年)で200万円、これに対し父子世帯はその2倍の398万円となっています。
そして、未婚のシングルマザーの場合、更に年収が低くなります。
「女性達の貧困」(NHK取材班 幻冬舎)には、負の連鎖が書かれています。
つまり、シングルマザーの家庭の場合、経済的問題から食事も満足に食べることができず、教育も満足に受けられない。高卒は当たり前、中には中卒もあります。
当然就職にも影響し、非正規社員として働かざるを得なくなります。
私がユートピア館を推進していく際に、経済的に困っている女性を助ける視点が必要なことが分かりました。
その為に、職の提供による収入増、そして家賃補助も仕組みの中に組み込む必要があると考えさせられました。
いかにシングルマザー、シングルファ-ザーが負のスパイラルから抜け出して、幸福な生活を送ることができるような仕組み作りを更に考えていきたいと思います。
ユートピア館事業は、私の社会貢献事業です。
私自身無報酬で事業推進していくつもりですから、私の報酬部分を家賃補助につかえないかも検討していきたいと思います。
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