« 「マーキュリー通信」no.4412【人生100年時代をぴんぴんころりで楽しく生きる法-115「自分の弱みを把握し、その対策を講じておく」】 | トップページ | 「マーキュリー通信」no.4414【米国フーバー元大統領が語る「一人の狂人が20世紀を平和の世紀から戦争の世紀に変えてしまった」】 »

2021年8月12日 (木)

「マーキュリー通信」no.4413【未来ビジョン・目指せ!新しい国造りを97「新日英同盟結成により世界は大きく変わる!」】


「新日英同盟 脱中国」を読みました。
元外交官馬淵睦夫氏と元産経新聞記者岡部伸氏の対談形式の本です。

「日暮れに(1902年)握手日と英」と高校の教科書で習った人も多いと思います。

1902年は、1894年に起こった日清戦争で日本が勝利した後、1904年の日露戦争の直前です。

19~20世紀は欧米の植民地支配がピークの時代でした。
日本では、北方の隣国ロシアの南下による脅威が外交上の大きな問題でした。
明治維新以降日本の人口は激増しています。その人口を賄うために、食料品と資源の確保が国家戦略上急務でした。
その意味で当時の覇権国家英国と1902年に日英同盟を締結したことは、日本の国益に叶ったタイムリーなものでした。
その結果、日本は満州進出、中国も一部抑えることで日本の資源確保に成功します。

しかし、1922年に廃止となりました。廃止の理由は、国際連盟で1919年に日本の人種的差別撤廃提案が否決されたことは禍根となったようです。
当時の世界は人種差別全盛の時代だったので、日本の提案は理想論でした。米国では黒人差別全盛の時代だったので、当時のウィルソン米大統領に反対されました。

この日英同盟廃止により、日本の国防危機が始まったことを当時の為政者は思っていなかったかも知れません。やはり先見力に欠けていたとしかえいえません。

さて、現代は世界の覇権国家を狙う中国の軍事的侵略が各国の脅威となってきました。

英国はこれまで中国とは原発、IT、そして巨大な市場として親中政策をとってきました。

しかし、ウィグル人の大量虐殺、香港の弾圧等自由と民主主義社会に脅威となってきました。
そこで、ボリス・ジョンソン首相になってから最近脱中国政策を決断しました。
その一環として、中国の軍事的脅威を牽制するために、空母クイーンエリザベス号をアジアに移動させることにしました。

そして、その延長線上に新日英同盟の締結が期待されます。

日英共に島国です。ユーラシア大陸を挟んで、極東に日本、北西に英国がでんと構えるだけで世界の平和と安定に寄与していきます。

これも英国がBREXIT(ブレグジット)したメリットといえます。

日本も同様に脱中国政策を決断すべきです。
中国との貿易額は6%程度です。
今や日本は内需中心の国にシフトしています。

もし、脱中国政策をしたら、中国は日中貿易に圧力を掛けることが予想されます。しかし、両国の貿易依存はかなり強固となっており、そう簡単に切れません。
仮にかけても既に中国というカントリーリスクとコスト増により、ASEANにシフトしています。

最大のネックの1つは、親中政治家と親中政党です。今秋の総選挙で、国民は親中政治家には投票しないと決めるべきです。

一方、そろそろロシアと平和条約を締結して、まず北方領土2島の返還を目指すべきです。親日派のプーチン大統領が健在の内に是非実現して欲しいと思います。

世界の流れは、親中の豪州も脱中国に舵を切りました。これに反中のインドが加われば、中国包囲網ができあがり、日本の国家安全保障が強固となっていきます。

「新日英同盟 脱中国」から、学ぶことは非常に多いです。読者の皆様にも是非お奨めします。

◆◆◆◆◆◆編集後記◆◆◆◆◆◆◆

私のぎっくり腰に対し、読者の皆様からご心配のメールを頂きありがとうございます。
今朝も近くの治療院で治療を受けました。
担当の施術師も、私の回復の早さにびっくりしています。
これも毎朝階段登降を始めとした筋トレの成果といえます。

◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆

| |

« 「マーキュリー通信」no.4412【人生100年時代をぴんぴんころりで楽しく生きる法-115「自分の弱みを把握し、その対策を講じておく」】 | トップページ | 「マーキュリー通信」no.4414【米国フーバー元大統領が語る「一人の狂人が20世紀を平和の世紀から戦争の世紀に変えてしまった」】 »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




« 「マーキュリー通信」no.4412【人生100年時代をぴんぴんころりで楽しく生きる法-115「自分の弱みを把握し、その対策を講じておく」】 | トップページ | 「マーキュリー通信」no.4414【米国フーバー元大統領が語る「一人の狂人が20世紀を平和の世紀から戦争の世紀に変えてしまった」】 »