「マーキュリー通信」no.4424【緊急事態宣言よりwithコロナの時代へ】
「マーキュリー通信」no.4424【緊急事態宣言よりwithコロナの時代へ】
今朝の朝6読書会の著者インタビューの講師は医学博士・公衆衛生学修士・疫学修士の左門新先生でした。
今朝は、今一番関心の高い新型コロナウィルスに関する質問が参加者から殺到し、通常1時間のところ時間オーバーの2時間の対応をしていただいた左門先生に感謝です。私も多くの質問をさせて頂き、現在のコロナウィルス行政の問題点を含め、新たな学びを頂きましたので、読者とシェアさせて頂きたいと思います。
なお、詳細は本年4月に出版したご著書「感染症予防BOOK (単行本)」を参照願います。
左門先生の独自理論として、正規分布論を主張しています。
これを新型コロナウィルスに適用すると、各種対策を95%の範囲内に抑えれば良い。完璧を目指せば目指すほどコストパフォーマンスが悪くなり、産業活動、国民生活に大きな影響を与えることになる。
1.正規分布95%理論
(1)武漢コロナウィルス
本来水際対策で、中国人の入国をストップすべきだった。しかし、政府の政策判断ミスで日本でも感染が拡大してしまった。
従って、現在では95%理論に従って、政策を進めていくべきと考える。
(2)ソーシャルディスタンシング
飛沫感染するのは95%が1メートル以内。この範囲内で、大声で話さなければ、感染リスクは生じない。現在政府は2メートルを推奨しているが、あまりにも大事を取り過ぎて、国民生活に支障を来している。
(3)陽性反応者2週間の隔離
潜伏期間は95%が1週間。これを2週間に増やしても、僅か2%増の97%にしかならず、コスパが悪い。却って、経済活動に大きな支障を来している。
なお、新型コロナウィルスの生存期間は、半日~3日間
(4)PCR検査
検査数を多くすればするほど精度が高くなると思い込んでいる医師が多いが、陽性的中率を知らない医師が多い。全数検査はコスパも悪いし、意味がない。なぜなら陽性反応者の大部分は感染していない。
※陽性的中率=(結果が陽性の人の内、コロナウィルスに感染している人数)/(結果が陽性の人
2.エビデンス理論
(1)エビデンスのレベルは1~6まである。
エビデンスのレベル1は1番厳しいレベルで、システマティック・レビューという。
この数字が大きくなるほどエビデンスレベルが低くなる。
例えばレベル5は、観察研究に基づく。
最低レベルの6は、専門家の意見。日本はこの専門家の意見を全面的に受け入れて、コロナウィルス対策をしていることが最大の問題といえる。
日本の感染症研究は、過去の学問と見做して軽視してきたため、欧米と比べ10~20年遅れている。従って、マスコミ等に出てくる専門家と称する人たちは感染症の知識レベルは低い。但し、35歳以下の若手専門家はその重要性を認識するようになり、却って若手研究者の方が知識レベルは高いといえる。
(2)エビデンスなしの諸施策の実施
①現在、夜7時以降のアルコールを禁止している。しかし、アルコールの有無によりどの程度有為な差があるかを検証していない。
アルコールなしでも、1メートル以内で、友人と大声でつばを出しながら話す方が感染する確率は高い。
②電車内や公共施設で定期的に窓を開けて換気しているが、これも実証実験に基づいて行われていない。
外気の風流がウイルスを遠くまで拡散するリスクがあるので、お奨めできない。正しくは中央換気が重要。
③スパコン富岳の検証結果は信用できるか
結論から言えば、信頼できるとは言いがたい。
最重要なのは入力するデータ、これに信頼性がなければ、検証結果も信用できない。
例)電車内の換気に関しては検証していないとの事だが何か政治的影響があるのではないか。
国交省の通達に、窓開け換気に関する科学的データは確認できないが、今後も検討していきたいと記載されているが、今後も難しいと思う。
また、富岳の検証の基となるデータを発表していない。基データを公表していない以上信頼性に欠ける。
(3)コロナワクチンに関して
①有効な治療薬はない
②抗体を人為的に作ることは可能だが莫大な費用がかかる。従って、重症化しそうな人や基礎疾患をもっている人に限定すれば良い
③mRNAワクチンに関して
広く使われることになって初めてだが、全く初めてのことではない
安全性に対する担保が弱いのが問題
アストラゼネカ社のコロナワクチンは有効率70数%程度。ファイザー社のワクチンの方が有効率が高い
④mRNAワクチンは、遺伝子組換え技術が入っており、人体細胞を破壊するリスクはないのか→95%理論に基づけば、リスクは少ないのだからやるべし
⑤厚労省のホームページで、コロナワクチン接種後の死亡者1000名に関する分析を評価委員会が行っているが、現時点で全て因果関係が認められないとしている。
この数字が絶対正しいのかどうかは断定は避けたいが、95%理論に基づけば、一応信頼して良いのではないか。
3.コロナウィルス対策
(1)マスク
マスクの穴はコロナウィルスより大きい。しかし、1メートル以内で大声を出す人がいるとその飛沫が飛ぶリスクがあるので、そういう条件下ではつけた方が良い。
従って、この条件が満たされる公共施設では不要。但し、周りの目が厳しいので一応している。
なお、布製のマスクより化繊系のマスクの方が効果は高い
(2)うがい、手洗い
①うがいそのものは、コロナウィルス予防にはならない。欧米では感染症対策に入れていない。
②手洗い
人の癖として、頻繁に顔を指で無意識のうちに触っている。だから指の消毒を小まめにすることが重要。
最大の感染源はトイレのドアノブ。従って、ドアノブに触れる指の消毒を小まめにすることが最重要。ドアノブにできるだけ触れないようにする習慣をつける。例えば、トイレットペーパーを使ってドアノブに触る。指以外で触れる。エレベーターのボタンを始め、指で触れない習慣をつけること。
※私は、この話を聴いて、パソコンディスプレーの前に、消毒液を置き、頻繁に指の消毒をすることにしました。パソコンに向かいながら、私の指がどのような動きをしているのか、これまで意識してませんでした。従って、今後は意識を向けるようにします。
4.withコロナの時代へ
(1)新型コロナウィルスの脅威度
インフルエンザ感染で死亡する人は毎年数100人から3千人程度。これに合併症等を加えると1万人程度。
当初、インフルエンザ程度と考えていたが、より慎重を期す専門家がいたので、天然痘やSARSと同等の2種に指定した。
しかし、1年半の経験値を見て、死亡者数がインフルエンザ感染死亡者数と同等レベルなので、インフルエンザ同様5種に戻した方が良い。
(2)政府の諸施策&経済対策
95%理論に基づけば、政府の現行対策は専門家と称する人たちに意見に影響を受けすぎ、行きすぎであり、国民生活に大きな支障を来しており、国民経済にも大きな影響を与えている。
従って、実態に即した適度なコロナウィルス対策を実行しながら、緊急事態宣言を解除し、経済の活性化を図るべきと考える。
◆◆◆◆◆◆編集後記◆◆◆◆◆◆◆
これまで新型コロナウィルスに関しては、マスコミ以外からyoutube、書籍等の情報を得てきました。
その結果、マスク不要、PCR検査不要、コロナワクチン不要の3不要説に賛同してきました。
今朝の左門先生の95%理論を基にコロナウィルスを考えると、少し不要説に偏っていたかなと思いました。
政府のエビデンスに基づかず、少数の専門家の意見に引っ張られた偏った行政が見えてきました。
一方、マスコミの本質を改めて認識しました。即ち、事実の一部分だけを切り取り、針小棒大に伝え、危機意識を視聴者に植え付け、視聴率を上げるという手法に今更ながら辟易しています。同時にマスコミ情報がいかに信頼できないかも再認識しました。
よって、これまで通り、マスコミ情報は基本的に入手せず、大凡の流れだけ把握すれば良いと思っています。
私の周りでコロナウィルス感染者は3名、内2名は重症化。
よって、常日頃コロナウィルス感染しないような生活習慣をすると同時に、知らないことを知り、コロナ禍を過度に恐れず、withコロナ時代を生き抜いていくことが重要なことを再認識しました。
また、コロナウィルスに感染しない健康生活と免疫力アップの重要性を再認識しました。
なお、コロナワクチン接種に関しては、副反応者が多数出ており、因果関係は確認されていないが死亡者は出ているので、これまで同様コロナワクチン接種はしない方針でいきたいと思います。
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