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2021年10月15日 (金)

「マーキュリー通信」no.4481【ワンポイントアップの思考力-22「脱原発は中共の罠、そしてNHKの大罪」】



昨日原発ゼロ法案が廃案になってひとまずほっとしました。

10年前の福島原発事故で、反原発ムードが高まり、原発ゼロ法案という極論に行ってしまいました。

私はその時10冊以上の本を読み、反原発運動は結局左翼の反日運動に結びつていることが分かりました。

さて、今年出版された放射線の第一人者高田純博士(広島大学教授、札幌医科大学名誉教授)の「脱原発は中共の罠」(ハート出版)を読みました。

中共は1964年にウィグル自治区にあるシルクロードで初めて核実験を実施しました。以来30年間続けられました。その総量は広島の原爆の1375倍に当たる威力でした。

一番被害に遭ったのは当然現地のウィグル人でした。中共は事前に何の連絡もせずに実験を行ったので、大量の被爆死とその後の後遺症にウィグル人は苦しみます。
それなのに日本のマスコミは今でも日本を唯一の被爆国と報道しています。
また、女優夏目雅子は、西遊記の三蔵法師役としてシルクロードで撮影しました。その影響を受け、白血病で亡くなりました。

NHKはこの事実を報道していません。逆にシルクロード特集を放映して、日本人に観光ムードを煽る罪を犯しました。現地を訪ね、被爆したことに気づかずに帰国した日本人も少なくないと思います。
この利権のため、NHKは核実験の報道をしないというマスコミの基本を忘れてしまいました。特にNHKは我々国民の受信料で経営が成り立っており、これは視聴者に対する背信行為です。

また、核兵器廃絶を訴える反核団体である原水禁や原水協は、どういうわけか中共の水爆実験には沈黙を保っています。

一方、原発をゼロにしたら日本のエネルギー事情は一気に悪化し、真冬や真夏の電力消費ピーク時に停電するリスクが高まります。医療現場では死者が出るリスクも出てきます。
先日の自民党総裁選で河野太郎候補が、そういう現実を無視して原発ゼロを唱える不見識に私は異を唱えましたが、幸い落選したのでほっとしています。なお、河野ファミリーは中国に日本端子という会社をもっており、中国とはずぶずぶの関係です。

高田純博士は、日本社会の土台を支えるのが核燃料サイクル技術開発と力説します。日本には十分な量のウラン資源が既に貯蓄されています。高速増殖炉もんじゅの廃炉決定を撤回し、日本のガラス固化体地層処分技術は安全に実現できると主張します。その技術の完成は近いので、今後のエネルギー安保の意味でも、核エネルギーが重要な役割となる事を同書の最後の結論としています。

◆◆◆◆◆◆編集後記◆◆◆◆◆◆◆

高田純博士の著者は、10年前に読んだことがありますが、同氏は名前の通り純粋な熱血漢で、信頼できる学者です。

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