「マーキュリー通信」no.4583【シニアとシングルマザー、ファーザーが協生するシェアハウス「ユートピア館」の建設-30「ユートピア館のマーケティング戦略-1」】
先日ユートピア館1万棟構想を掲げましたが、それには経営戦略、事業戦略、そしてマーケティング戦略が必要です。
マーケティングとは顧客ニーズを把握して、それに合った商品、サービスを提供することです。
その為に、マーケティング戦略では、TSPが必要となります。
Tとはターゲッティングの事です。
つまり誰をターゲットにするかですが、シニアとシングルマザーです。
当初、シングルマザーとシングルファ-ザーが同居することを考えていたのですが、昨年シングルマザーの意見を聴いたところ、男性との同居はNGとのことでした。
そこで第1号館ではシニアも女性に絞りました。
シニアの年齢制限はつけませんが、アクティブシニアであること。そして、子供の面倒が好きなことです。
個室にこもり、誰ともコミュニケーションを取りたくないシニアは不適格と言えます。
次のSはセグメンテーションです。
ユートピア館では価値観、入居者同志の相性を最重要視します。
その為に、3ヶ月間の仮住まい制度を作ります。この期間に相性を見て、合わなければ、退去可能です。気軽に入居してもらうために、礼金、敷金は頂きません。
最後のPはポジショニングです。
6畳一間+24畳のLDK+4.5畳の和室で、8万円+管理費1.5万円です。
都内の1LDKの周辺相場を勘案して産出しました。
6畳1間では狭いと思うシニアやシングルマザーもいると思うので、その場合、2室一緒に使える設計にしています。
但し家賃は1.5倍の12万円+管理費2万円を想定しています。
それでも負担が厳しい人もいると思います。その場合には、ユートピア館事業で仕事が必要となってくるので、シェアオフィスで仕事をしていただき、給料を支払って、家賃補助を考えています。
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