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2022年3月28日 (月)

「マーキュリー通信」no.4630【過去最高傑作の連ドラ「妻,小学生になる」】


私は気分転換とリラックス、そして社会の流れを知るために連続ドラマを毎週数番組観ています。

その中で、先週金曜日に最終回だった「妻,小学生になる」(TBS系、金曜午後10時)は過去の全作品の中で、最高傑作でした。

主人公の新島圭介(堤真一)は、愛妻貴恵(石田えり)を交通事故で亡くし、10歳の娘麻衣(蒔田彩珠)と共に生ける屍のような毎日を過ごしていました。

そんな夫と娘を霊界から観ていた妻貴恵は見るに忍びず、10年後小学生の万理華ちゃん(毎田暖乃)に憑依して、妻貴恵として現れる。
当初は、貴恵と思わず面食らっていた二人でした。しかし、万理華ちゃんの一挙手一投足、そして過去の細かいことまで知っていることに貴恵の生まれ変わりと信じました。

そして、圭介と娘麻衣は、明るさを取り戻し、立ち直る。

一方、憑依された万理華ちゃんの母親(吉田羊)も当初は信じられなかったが、別の人格と理解するようになる。
そして、自分の娘に辛く当たったことを反省し始める。
万理華ちゃんの母親が、「おまえなんか、消えてしまえ!」ときつい言葉を投げかけたとき、万理華ちゃんは居場所を失い、その瞬間、貴恵の霊が憑依し、貴恵の人格に変わりました。

万理華ちゃんの母親の反省が進み、万理華ちゃんに申し訳ないという気持ちで一杯になったときに、貴恵の霊は万理華ちゃんから離れ、万理華ちゃんは元に戻る。

すると、圭介と娘麻衣は、貴恵がいなくなることに気づき、悲嘆に暮れ始める。
そこで、貴恵の霊は、「私が万理華ちゃんに憑依しているということは、万理華ちゃんの人生を奪っていることになるんだよ!」と厳しく諭す。
この一言で圭介と娘麻衣は目が覚め、貴恵なしでもやっていこうと立ち直る決意をする。
そして、貴恵の霊と万理華ちゃんが話し合い、1日だけ貴恵の霊が万理華ちゃんに憑依することに同意する。

最後の1日、貴恵の夢だったレストランを圭介の家に設営し、これまで縁のあった友人を招き入れる。皆満足して、ハッピーエンドで終わる。

このドラマで訴えたい点は、愛妻貴恵を失った圭介と娘麻衣の貴恵への執着心でした。それを慰めようと貴恵が小学生の万理華ちゃんに憑依する。
この万理華ちゃんも母から見捨てられ、生きる気力を失っていた。そこに貴恵の霊が憑依できた。

貴恵の霊もこの世に現れ、夫と娘に対する愛情がだんだんと執着に変わっていった。
一方、万理華ちゃんの母親の反省が進んだので、貴恵の霊を追い出し、元の万理華ちゃんに戻ることができた。
万理華ちゃんは、当然圭介のことを知らないので、元に戻ったとき、「この伯父さん誰?」とびっくりする。

ドラマで訴えたかった点は、人は必ず死ぬ、この世への執着をせず、残された人生を残された家族と仲間たちと精一杯生きていく事の大切、そして愛情を伝えたかったと私は受け止めました。

それにしても小学生役をした毎田暖乃ちゃんの名演技には毎回感心しました。

我が家では全10回録画しているので、再視聴することにしています。

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