「マーキュリー通信」no.4634【本日は社会人になって丁度50年】
今から50年前の本日三井物産に入社しました。
50年は走馬燈のようにあっという間に流れていった感じです。
私が入社した当時は、高度成長期の最盛期でした。
その間、第1次石油危機、田中内閣の日本列島改造と挫折、第2次石油危機、バブルの発生とその崩壊、ベトナム戦争、湾岸戦争、9.11ニューヨークワールドトレードセンターにジェット機2機追突事件、阪神大震災、リーマンショック、東日本大震災、そしてコロナショック他実に様々な事件、出来事に遭遇し、それをくぐり抜けてきました。そして、それが生きた証と経験となっています。
三井物産に在籍したのは25年でした。三井物産では10の職場を経験し、様々な経験を積ませて頂きました。今日の自分があるのは三井物産という会社と多くの上司のおかげと感謝しています。
そして、三井物産を早期退職して早25年が経ち、三井物産と同じ年数を経験したことになります。
20年前にマーキュリー物産を資本金1千万円で設立し、世界最小の総合商社の看板を掲げ、様々な事業を手がけました。
しかし、事業の失敗で倒産の危機に遭いました。それを切り抜けたおかげで、現在中小・ベンチャー企業の経営コンサルタントとしてのノウハウを蓄積できました。
過去50年間の社会経験は、私にとって貴重な経験であり宝となっています。
次の人生25年間は、これまでお世話になった社会への恩返しです。
それが現在事業推進中のシニアとシングルマザーが協生するシェアハウス ユートピア館の建設です。
ユートピア館事業は、私の人生の集大成です。現代社会が抱える諸問題、超高齢者社会を解決する一つの切り口になると想います。
一方で離婚率の急増が大きな社会問題となっています。
さらには、所得格差による貧困層の拡大です。
この3つの問題を解決していくのが現在の私のミッションとなっています。
これを今後25年間で1万棟建設していく計画です。
現在72歳の私ですが、心身共に現在が一番充実しています。72歳という感覚が全くなく、72歳の年齢をひっくり返して27歳の青年実業家の意識です。
有名なサムエル・ウルマンの詩集「青春」の中に、「青春とは心の若さである。理想を失わない限り、いつまでも青春だ」と謳っています。
その精神を大切にしながら、後50年全力投球で人生を駆け抜けていきたいと想います。
◆◆◆◆◆◆編集後記◆◆◆◆◆◆◆
三井物産の入社試験は、その1年前の3月に行われました。
最終役員面接の時間は僅か5分程度でした。
面接があまりにも短時間で拍子抜けした私は、ここで不合格になったら悔いが残ると思い、「一言言わせてください。私が三井物産を入社を希望した理由は挑戦と創造を重んじる社是社訓、そして自由闊達な社風です。」その後は何を言ったかは良く覚えていません。ただし、その時臨席した杉生副社長の苦笑いが今でも印象に残っています。
この一言で合格したのかどうか分かりませんが、当時から自己主張が強かったことだけは確かなようです(^人 ^;)
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