ワンポイントアップの思考力-45「フランス大統領に極右のルペン候補が有利?極右とは何か?」
今朝の日経のニュースを見ていたら、「フランス大統領に極右のマリーヌ・ル・ペン候補が有利」と報道していました。
マスコミが「極右」というレッテルを貼っていることに違和感を覚えました。
日経は、彼女の主義主張を、EU主導の政治に疑問、反自由貿易、対ロシア制裁にNATOの結束に疑問と解説していました。
私は、EU誕生以来、EUに懐疑的でした。英独仏の強い3カ国に他の弱小国が入る構図は長期的には機能しないと思っていました。
英国のEU離脱により、その流れは加速化していくと思います。ルペン氏が大統領になれば、EU離脱が現実味を帯びて、EU崩壊の引き金になると期待しています。
反自由貿易主義、これはトランプ前大統領、ロシアのプーチン大統領が、ディープステートが仕掛けたグローバリズムに反旗を掲げ、国内産業優先により国民の幸福を追求していくものであり、至極当然です。
NATOの存在に懐疑的。ソ連崩壊の際に、ソ連はワルシャワ条約を廃止しました。本来なら、世界平和の象徴としてNATOもその時に撤廃すべきでした。しかし、ロシアを騙し、現在でもNATOを温存していることが、今回のロシアのウクライナ侵攻の直接の原因となっています。
ルペン候補のその他の政策は、イスラム過激派の移民規制。
また、2013年の同性結婚の合法化の廃案等です。
こうやってルペン候補の政策を分析すると、むしろ歓迎すべき政策と言えます。
右翼、左翼という言葉は、1789年のフランス革命期の会議において、「国王の法律拒否権」「一院制・二院制」の是非を巡り、議長席から見て議場右側に賛成派、左側に反対派が陣取ったことに端を発しています。
ただし、日本で右翼、特に極右は過激派のイメージがつきまといます。
私の政治信条は、2600年以上に及ぶ万世一系の天皇制を維持しながら神仏を尊び、日本の古き良き伝統を維持しながら、時代に合わない制度、仕組みは変えていく事です。その意味で右翼と言えます。
私が学生だった1970年前後、革新、左翼がもてはやされた時代でした。しかし、あれから50年以上経過し、今ではそれが国を滅ぼす恐ろしい考え方だと認識するに及びました。
しかし、現在リベラルと言葉を換えて、米国を始め世界中にリベラルの嵐が吹いています。
リベラル→グローバリズム→共産主義という流れが世界中で加速化しています。
その動きにストップをかけているのがトランプ前大統領でありプーチン大統領です。
もし、ルペン候補が同様の政策を掲げてフランスの大統領になるならむしろ歓迎と言えます。
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