「マーキュリー通信」no.4714【1938年発刊世界的ベストセラー書「シナ大陸の真相」の書を読んで現代の世界情勢を読む】
「シナ大陸の真相」は、1938年に在米日本人川上氏が英語で出版し、当時の世界情勢を反映した書としてベストセラー書となりました。
今回、経営科学出版が復刻版として日本語版として出版しました。
当時、北は共産主義国家ソ連の脅威、中国は欧米諸国に侵略され、内乱状態でした。その為、同じアジア人同士が手を組んで、日本は日中和平交渉に地道な活動をしていました。
しかし、当時は中国は蒋介石の国民党と毛沢東率いる共産党が内乱状態でした。犬猿の仲だった両党でしたが、共産党は党勢が落ち込み、餓死者が出るほど破綻寸前でした。そこで、毛沢東は恥を忍んで蒋介石と手を組んで打倒日本を画策しました。
当時、日本はソ連の南進に対抗し、中国の北に位置する満州国を植民地化することに成功しました。しかし、日本の植民地政策は、欧米の植民地政策と全く異なっていました。
欧米の植民地政策は資源略奪と奴隷売買が中心でした。
しかし、日本は内地同様港湾、鉄道等インフラ整備と教育に尽力しました。その結果、満州国の産業は発展し、人口も増加していきました。
しかし、中国は、日本を敵と見做し、徹底的な反日政策に基づいた反日教育をしていました。日本製品を購入すると暴徒に襲われるようにもなりました。
そんな中、1937年7月7日に盧溝橋事件が発生します。
その直後の7月29日には通州事件が発生します。日本の民間人も含めた200数十名の大虐殺が敢行されました。婦女子に対する強姦も多数発生しました。
漫画家中沢啓治が「はだしのゲン」第10巻で日本軍の蛮行を描写していますが、通州事件をそっくりまねたでっち上げと分かっています。
8月9日は大山中尉暗殺事件、そして8月13日には上海事件が起きます。
これにより堪忍袋の尾が切れ日中戦争が始まります。
さて、1937年から35年後の1972年に日中国交正常化となります。毛沢東国家主席と田中角栄首相の握手が印象的でした。
しかし、日中友好の美名の下、中国は日本侵略という嘘を突きつけ、お人好しの日本はそれに乗っかってしまい、謝罪のみ繰り返すだけです。
ODAを始め多額のお金を中国にむしり取られてきました。日本の特許も盗まれ、中国の産業化に貢献してきました。
そして、ひたすら反日を掲げることは、戦前と全く同じです。
日米のおかげで、中国は世界第2位のGDPと軍需大国となりました。そして、その牙が日本に向けられています。彼らの国家戦略は、中国共産党結党100周年である2049年までに日本を植民地にすることです。
現在の国家戦略は、地球温暖化とEVです。
地球温暖化という21世紀最大のフェイクニュースを悪用し、日本を始めとした先進国にCO2の規制をさせて、コスト負担をさせています。一方、中国はCO2削減などするつもりなく、コスト面でも優位に立っています。
一方、EV化により日本の自動車産業を衰退させ、自動車産業で世界1を目指しています。さらには半導体産業でも世界1を目指しています。その為に、台湾侵略が必須となります。
これが実現すると、中国は米国を抜いて世界1のGDPとなり、世界の覇権を握ることになります。
一方、日本は国家戦略などなく、ひたすら米国と中国に媚びを売りながら生きながらえようとしています。
菅前首相、そして岸田首相、親中政権で、中国の国家戦略はますますやりやすくなり、日本の植民地化は着々と進められています。日本もいずれは香港、さらにはウィグルのようになることが分かっていないようですね。
歴史を学ばないトップリーダーに是非本書を読んで欲しいと思います。
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ねずさんの学ぼう日本で詳しく掲載されていますね。
通州事件から学ぶべきこと - ねずさんの学ぼう日本 (nezu3344.com)
https://nezu3344.com/blog-entry-1962.html
通州事件(1)経緯と概要 - ねずさんの学ぼう日本 (nezu3344.com)
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盧溝橋事件から通州事件まで - ねずさんの学ぼう日本 (nezu3344.com)
https://nezu3344.com/blog-entry-3095.html
投稿: はっちょもん | 2022年7月15日 (金) 09時09分