「マーキュリー通信」no.4734【ワンポイントアップの思考力-53「原爆投下から77年目の日に思う」】
米国が広島に原爆を投下して14万人の尊い命が一瞬のうちに奪われてから、77年が経ちました。被爆時刻の8時15分に私も1分間の黙祷をして、被害者の御霊を弔いました。
米国は、原爆投下は戦争の早期終結の為と詭弁を弄していますが、当時できたての原爆を使用するチャンスをうかがっていました。ドイツでも良かったのですが、非白人国の日本なら実験に良いとの判断が働いたようです。
原爆のボタンを押したトルーマン大統領はまぎれもない国際法に違反した戦争犯罪人です。
従って、広島市としては核兵器のない平和宣言をする一方米国に原爆投下の謝罪を求めるべきです。オバマ元大統領が、現職大統領として記念式典に参列しましたが、謝罪の言葉がなかったのが、返す返す残念でした。
式典のスピーチの中で、ロシアのウクライナ侵攻を非難していました。
しかし、ロシアのウクライナ侵攻の原因は米国です。ウクライナのNATO加盟希望に端を発しています。もし、ウクライナがNATOに加盟していれば、ロシアは西側から大きな軍事的脅威を受けることになります。旧ソ連崩壊後、東側の軍事同盟ワルシャワ条約は廃止となったのに対し、西側の軍事同盟NATOは存続しています。プーチン大統領にウクライナ侵攻に追い込んだのは米国の策略と認識すべきです。当然、その裏で操っているが軍産複合体、国際金融資本であるディープステートです。ウクライナ戦争でディープステートは巨万の富を得ています。
一方、日本は1941年に真珠湾攻撃を仕掛けましたが、これも当時の大統領フランクリン・ルーズベルトの仕掛けた罠にまんまとはまったからです。
当時資源の40%を米国に頼っていた日本に対し、米国は輸出禁止をしました。従って、今では大東亜戦争(米国の呼び方は太平洋戦争)は日本の自衛の戦争であったとGHQのマッカーサー元帥も米議会で証言しています。
一方、旧ソ連が崩壊したとき、ウクライナは核兵器を手放しました。だから、核兵器を手放すことは、いかに国家の平和と安全を損ねることであることを改めて認識すべきです。
確かに核兵器廃絶は理想論です。理想論は広島市、そして長崎市が唱えれば良いと思います。
しかし、政府としては、日本の平和と安全を守るためには、核兵器の保有が極めて重要であることをロシアのウクライナ侵攻で再認識すべきと考えます。
NPT(核不拡散防止条約)には核兵器保有国のアメリカ・フランス・イギリス・中国・ロシアの5ヶ国は参加していません。これでは大骨が抜けた条約で世界平和の理想論となってしまいます。
また、小骨の北朝鮮、イラン等も核兵器を保有しています。
独裁国家北朝鮮が核兵器で日本に脅しをかけてきたら日本は何も対抗できません。従って、政府は現実を直視すべきと考えます。
岸田首相は広島市出身なので、核武装の話はできないと思います。来年G7会議を広島で開催するそうですが、岸田首相の役割はそれまでとして、その後は後継首相にバトンタッチすべきと考えます。
なお、平和記念週間がないのでグーグルで調べたら、私が住む北区で8月上旬の1週間を平和記念週間と定め、各自治体レベルで実施しているようです。
これにも違和感を覚えます。私は8月6日から15日までの10日間を日本国が世界に発信する平和記念の10日間として政府が定め、6日と9日の原爆投下、そして15日の敗戦としたらいかがでしょうか。
なお、日本は唯一の被爆国ではありません。中国が侵略した東トルキスタン、現在は新疆ウィグル自治区となっていますが、そこで水爆実験が行われ、数十万人の人が被爆し、多数の尊い命を失いました。
◆◆◆◆◆◆編集後記◆◆◆◆◆◆◆
小学校の同級生に広島君という男子がいました。彼は広島という名前だったので皆から「原爆」といじめられていたので、名前を「長尾」に変えました。
その時、先生に社会勉強として、広島の原爆の惨状を生徒に説明し、いじめてはいけないと教えるべきと思っていました。
多分、親も被爆者のように白い目で見られていたのだと思いますが、日本人の悪い一面が出ていたと思います。
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コメント
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投稿: Merlecap | 2023年2月14日 (火) 23時20分