「マーキュリー通信」no.4672【人生に勝利する方程式-279「心の自由を得る」】
今週の週刊ダイヤモンド「出世、給料、人事」特集でした。
その中で、カリスマ経営者日本電産永守重信会長から三顧の礼で迎えられた関社長が、業績不振の責任を取らされ、解任されることになりました。
経営方針で二人の間に食い違いがあったようです。永守会長は、四半期毎の決算数字を重視したのに対し、関社長は、会社業績をもっと長い目、1年単位の決算を主張していました。
この構図からうかがえるのは、例え日本代表する企業のトップに億単位の年収で三顧の礼で迎えられたとしても、関社長の心中は絶えず数字に追いかけ回され、心身共に消耗しきっていたのではないかと推察します。
私は三井物産を25年前に早期退職しました。48歳の時だったので、丁度熾烈な出世競争に巻き込まれていた頃でした。
もし、早期退職していなければ、出世競争で心身共に消耗しきって、定年退職を迎えたことと思います。
現在、ノルマもなく、指示命令を受けることもなく、自分で24時間コントロールできます。この「心の自由」を得ている素晴らしさを満喫しています。
ただし、時間の自由を得ると、人は得てして自分を甘やかし、怠惰な方向に向かいがちです。
しかし、過去25年間を振り返って見て、三井物産在籍以上に自分自身を鍛え、磨いてきています。
だから73歳の現在、心技体で一番充実しています。そして、毎日自己成長している喜びを感じています。
社会人になって50年以上が経ち、その集大成がシニアとシングルマザー、シングルファ-ザー用シェアハウス ユートピア館となります。
もし、定年まで三井物産に勤めていたら、そんなエネルギーは湧いていなかったことと思います。
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