「マーキュリー通信」no.4827【奇人変人が世の中を変えていく-441「国益を軽視した国防論議」】
習近平国家主席は、同国の法律を変えて、異例の3期目の国家主席に就任しました。彼は終身皇帝を目指しています。側近をイエスマンで固め、毛沢東を超える神になったと言われています。
彼の最大の悲願は台湾統一です。
その時期は2024年が有力視されています。その翌年2025年はトランプ前大統領が復活する年と言われており、認知症のバイデン大統領の任期までに台湾侵略を虎視眈々と狙っています。
その時に一番参考にしているのがロシアのウクライナ侵攻です。
台湾侵略の有事となれば、沖縄の米軍基地も攻撃対象となり、日本も戦争に巻き込まれるリスクが高まっています。
現行憲法は国防に関して、手枷足枷をはめられています。
例えば沖縄侵略の危機が99%高まっていたとしても、相手が攻撃してくるまで手が出せません。
また、日本の防御態勢は、これまで仮想敵国はソ連だったので、それに合わせて、自衛隊の人員も武器も弾薬の大半は北海道に配置されているそうです。
よって、ソフト、ハード面で極めて脆弱な国防体制となっています。
これに対し、政府も与野党も財源をどうするのかとか、その為に消費増税をすべきではないかという脳天気な議論に終始しています。
また、国防予算をGDP比現在の1%から2%に引き上げようという議論も出ています。その為に自衛隊とは指揮命令系統の異なる海上保安庁の予算を一緒にして見せかけだけよくしようとかおよそ本質とかけ離れた議論をしています。
日本を中国の脅威から守るためにはどうしたら良いか?
まずは国防国債を発行して、GDP2%枠を確保することです。
当然日米の連携が最重要ですが、日本も「自分の国は自分で守る」という覚悟が必要です。そして、兵器の国産化で。直ぐには間に合わないので、米国と協議しながら、国産化への道筋をつけることです。
そしてソフト面では、日本のお得意な本音と建て前をうまく使い分けることです。
つまり、外国からの侵略の脅威が著しく顕著になった場合、先制攻撃も可という法案を通しておくことです。
そして、中国がうかつに手を出せないようにソフト、ハード面、そして米国との連携体制を強固にしておくことです。
今こそ、国防こそが国民の生命と財産を守る国家の最重要事項であることを政府は国民と共に認識を新たにする時が来たと思います。
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