「マーキュリー通信」no.4817【自分の健康は自分で守る-283「サードオピニオンまで聴く」】
最近下腹部が断続的に痛むので、近くの内科医に相談すると鼠径(そけい)ヘルニアの疑いがあると言われました。
そこで、明里会総合病院の泌尿外科を受診し、精密検査を受けると、鼠径ヘルニアと分かりました。鼠径ヘルニアとは、いわゆる脱腸のことです。加齢や過激な運動が原因で起こる病気です。担当医師から、手術を奨められました。しかし、5日間入院が必要です。
現在フルタイムで仕事をしている私には5日間の入院は厳しいです。
そこで、インターネットで手術を回避できないかと調べたら、松戸で開業している双葉整骨院が1件見つかりました。同整骨院のウェブサイトには、手術をしなくても鼠径ヘルニアは治ると書いてありました。
そこで、同院に電話をしました。電話口では、多分院長と思われる男性が出てきました。
私は、鼠径ヘルニアの質問をしたところ、同院長には私の質問が気に入らなかったのでしょうか、「もっときちんと勉強してから電話をかけ直すように」との冷たい反応でした。
これからお世話になるかも知れない院長がこういう対応では先が思いやられると思い、同院長が監修している書籍「いますぐ いい姿勢をやめなさい」(梅津貴陽著 自由国民社)を購入して、運動を開始しました。しかし、一向に改善しません。
そこで、インターネットで日帰り手術のクリニックを見つけました。日帰りで帰れる手術なら鼠径ヘルニア専用の運動をする必要はありません。日帰り手術をする決心をしました。
インターネットでは都内に数カ所あり、その内、手術の穴の大きさが5mmの新橋DAYクリニックと2cmの東京デイサージェリークリニックの2箇所が見つかりました。
早速新橋DAYクリニックを訪ねました。同院は今年4月に開業した鼠径ヘルニア手術の専門クリニックです。東京デイサージェリークリニックは外科手術専門のクリニックです。院長兼担当医に手術の穴の大きさの事を聞いてみると、5mmは穴を開ける器具の大きさなので、特別の場合を除き5mmで済むそうです。
同院は、ビジネス街にあり、その日から仕事をするビジネスパーソンも多いとの説明に安心しました。
但し、万一階段等で転倒するリスクを考慮し、念のため、奥様の同行をお薦めしますとのことでした。
担当医になぜ明里会総合病院では5日も入院するのかを聞いたところ、入院設備があり、どうしても入院設備を活用したくなる。またその方が病院の収入増に繋がるとの説明でした。
患者優先より、病院の利益優先の経営姿勢ということが分かりました。また、通いの勤務医より、鼠径ヘルニア専門で開業している専門医の方が信頼が置けるとの判断で、新橋DAYクリニックで明日鼠径ヘルニアの手術を受けることになりました。
私にとり外科手術は人生で初めての経験です。
最初、明里会総合病院の精密診断結果では5日間の入院と言われました。
しかし、自分の体にメスを入れるわけです。
セカンド・オピニオン:運動療法
サード・日帰り手術
結論:治る保証のない運動より、サードオピニオンの日帰り手術を選択しました。
◆◆◆◆◆◆編集後記◆◆◆◆◆◆◆
鼠径ヘルニア手術に不安はないのですが、唯一の不満はPCR検査の義務づけです。こちらは保険適用外なので11,000円の負担です。手術代金が私の場合2割負担なので14,000円でした。
これぞ利権構造の巣窟と実感しました。
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