「マーキュリー通信」no.4215【人生に勝利する方程式-300「人生は思った通りの人生になる」】
本日は母の68回目の命日です。母は、私が5歳の時に30歳で悪性貧血で亡くなりました。
これから調布の源正寺のお墓にお参りに行きます。我が家のテーブルの上には、母の大好きだったフリージアの花が満開に咲き誇り、母の写真を祝福しています。今日は15日なので、それに因んでなのでしょうか15本の花が咲き誇っています。
母の死後1年後に、父は1歳年下の妹を私を置いて、家出してしまいました。
しかし、その10年後、私が高校2年生の時に家出から戻ってきます。
その時の父は着の身着のままほとんど所持金もなくホームレス状態でした。
父のみすぼらしい姿は反面教師となりました。
私は、「父のようには絶対にならない」と誓い、「日本は資源小国、貿易立国が国是、それなら将来世界を股にかけるビジネスマンになろう!」との夢を抱きました。
その為に、一橋大学商学部を受験することを決めました。
それまで受験勉強などしたことなかったのですが、背水の陣で臨み1年半死に物狂いで勉強しました。
その努力の成果が現れ、1968年一橋大学商学部に現役合格しました。
そして、その4年後の1972年三井物産に入社しました。
7年後の1979年12月にカナダ三井物産に転勤しました。
そこで新規炭鉱の開発業務に携わり、年間200万トンのカナダ炭の日本の鉄鋼メーカーへの輸出が決まり、世界にまたを架けるビジネスマンの夢が実現しました。
カナダから帰国後の1987年6月テレマーケティングの新会社もしもしホットラインを創業しました。
同社は、現在東証一部上場企業りらいあコミュニケーションズ㈱となり、年商1265億円、従業員35千人の大企業に成長しました。
三井物産は、この度同社をKDDIの子会社KDDIエボルバに売却することを発表しました。
同社売却で三井物産にはこれまで累計で1000億円近い売却益が出たモノと推定されます。
ミッションや夢を掲げ、その目的に向い期限付きの目標で突き進み、想いを実現してきました。
その実現のキーワードは、努力精進です。夢が実現したとき、金銭面より自己成長できた喜びとそれから得た無形資産は計り知れなく大きいです。
これが私自身の人生に勝利する方程式となっています。
かつて自分を捨てた父を軽蔑していましたが、今振り返って見ると、努力精進という人生で成功する重要な精神的資質を与えてくれた父に感謝しています。
それまでの私は天真爛漫、受験勉強とは無縁の存在でしたから。
私は母に抱きしめられた記憶がありません。
そこで、これからの人生は感謝と報恩の人生と位置づけ、これまで築いてきた経験と経済を社会還元し、社会貢献してきたいと想います。
その象徴がシェアハウスユートピア館の建設事業です。
最期、三途の川を渡るとき、向こう岸で手を振って出迎えてくれる母が、「のぶお、よくやった!」と思い切り抱きしめてくれるのが、私の夢です。
◆◆◆◆◆◆追記◆◆◆◆◆◆◆
今回で「人生に勝利する方程式」は300回目となります。
奇人変人が世の中を変えていく-446に次ぐ、多さです。
いずれこれをまとめて出版する予定です。
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