« 「マーキュリー通信」no.4930【激動の時代には、これまでの常識が邪魔になる】 | トップページ | 「マーキュリー通信」no.4937【ワンポイントアップの人間力-189「神の3大発明」】 »

2023年3月27日 (月)

「マーキュリー通信」no.4936【大相撲協会のセンスのなさが露呈した春場所】


大相撲春場所は、新関脇桐葉山が小結大栄翔を逆転して初優勝しました。最後はエキサイティングな内容で終わりましたが、今場所も大相撲協会の興行面、経営面でセンスのなさが際立ちました。

元大関朝の山を幕内復帰させていれば、優勝争いに加わった可能性があり、大いに盛り上ったことと思います。
朝の山人気は根強く、ビデオ再生で連日トップの人気でした。
その朝の山は4日目元幕内優勝力士逸ノ城を当てて、敗れました。興行面を考えるなら千秋楽に相星決戦で当てるべきでした。

結局朝の山は2敗で準優勝でした。
千秋楽には新十両期待の大物落合との対戦でしたが、昨年までは高校生だった力士に苦戦していました。
やはり1年間の休場が相撲勘を鈍らせ、影響を与えているようです。これでは大関復帰、そして横綱挑戦は前途多難です。ファンにとっても一番大切な力士を協会の世間の常識から逸脱した懲罰に、改めて協会の判断ミスに多くのファンと共にがっかりしています。この際、協会にはもっとファンの気持ちを大切にするよう訴えたいです。

さて、唯一の大関貴景勝が今場所けがで途中休場。来場所は角番となり、けがの多い貴景勝のこと、大関陥落の可能性も出てきました。となると、史上初、大関不在の場所になるかも知れません。

興行面で相撲人気の再興を図るなら、初優勝した新関脇桐葉山を大関に昇進させるべきです。8勝、11勝、11勝3場所合計で31勝しており、まだまだ伸び盛りの桐葉山なら、先々場所の8勝など気にせず、思い切って大関に昇進させるべきです。解説者が協会に気を遣っているのか誰も触れていないのが不思議でした。

そうなると関脇は、豊昇龍、若元春それに惜しくも優勝を逃した大栄翔、さらには9勝の琴乃若の4人体制にする。

小結は、関脇から陥落する若隆景、元大関正代、阿炎さらには今場所初日から10連勝して春場所を一番盛り上げた前頭5枚目で10勝した翠富士の4人体制とする。

元大関正代は、けがが回復したらしく、ふがいなかった大関時代の汚名返上の場所でした。正代を加えたこの8名は大関候補として夏場所を盛り上げることが期待されます。

なお、今場所の最高殊勲力士は間違いなく翠富士でした。その翠富士に敢闘賞または技能相撲で技能賞を与えなかった協会のしぶちんぶりにファンとしてがっかりです。賞金をけちらず翠富士に賞を与えていれば、発憤して大関の階段を一気に駆け上る可能性も出てきました。

私が理事長なら、ファンの気持ちを汲んでこのように思い切った策を打ち出します。

一方、毎場所大相撲協会に提言しているけが防止のために、土俵を低くする件ですが、今場所も将来の大関候補阿武咲(おうのしょう)がけがで途中休場しました。

また、大関筆頭候補若隆景はけがで途中休場し、来場所は再スタートとなります。

力士は協会の宝であり大切な商品です。力士の健康面、けがの予防も最善策を尽くすのが協会の努めと考えます。

今回も八角理事長宛に手紙を書きます。これで11回目です。
私の予想通りの展開となっています。

| |

« 「マーキュリー通信」no.4930【激動の時代には、これまでの常識が邪魔になる】 | トップページ | 「マーキュリー通信」no.4937【ワンポイントアップの人間力-189「神の3大発明」】 »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




« 「マーキュリー通信」no.4930【激動の時代には、これまでの常識が邪魔になる】 | トップページ | 「マーキュリー通信」no.4937【ワンポイントアップの人間力-189「神の3大発明」】 »