「マーキュリー通信」no.4928【奇人変人が世の中を変えていく-447「ファンの気持ちを無視した大相撲協会の頑なな態度が昭和以降初めて横綱、大関なしの場所となった!」】
春場所7日目に大関貴景勝がひざの故障のため、休場となりました。
横綱大関全員が休場するのは、昭和以降初めてという不名誉な記録となりました。
一昨年大関朝の山が、コロナ期間中に協会のルールを破り夜遊びをした為に、協会から罰則を受けました。それが何と6場所休場命令でした。
ファンの気持ちや世間の常識から余りにもかけ離れたこの厳しい罰則に私は相撲協会八角理事長宛に罰則を緩めるよう嘆願しました。
一般常識、そしてファン心理から見て、精々1場所休場、6ヶ月の減俸程度です。
1年間の休場は力士生命にも影響しかねません。
特に朝の山の場合、相撲協会の看板力士であり、次期横綱候補と言われた実力の持ち主です。
当時、横綱は白鵬と照の富士でした。
白鵬の引退は時間の問題、照の富士はひざの故障で短命横綱と見られています。
また、大関から横綱に昇進する実力者は不在で、逆に大関陥落する力士ばかりでした。
その後、私の予想が当たり、貴景勝以外全員大関陥落しました。貴景勝もけがが多く、来場所は角番となり、大関陥落の可能性があります。
これに対し、大関候補は多数いますが今すぐに昇進する力士は見当たりません。
ところが最有力候補と言われている若隆景に対し、毎場所初日から難敵をぶつけ、大関昇進の芽を摘んでいます。今場所は初日から5連敗、負け越しの可能性も出てきました。
一方、力士の大型化に伴い、けがする力士が昔より圧倒的に増えてきました。
その原因の1つに土俵の高さがあります。毎場所、土俵から転落して、けがで途中休場する力士が後を絶ちません。
今場所も貴景勝他数名出ています。
力士は協会の大切な商品です。だからけが予防のためにも土俵の高さを低くして、けがの予防をするように提案しているのですが、無視されています。
横綱最有力の朝の山は、1年間のブランクの影響で、本来の朝の山に戻るにはまだまだ時間がかかりそうです。場合によっては横綱どころが大関にも昇進できない可能性もあります。
ファンあっての協会です。ファンと力士の両方を大切にすることが、大相撲人気を末永く維持する秘訣です。
前代未聞の不名誉な記録を見つめ、大いに反省し、改善していって欲しいと思います。
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