「マーキュリー通信」no.4980【人生に勝利する方程式-313「松下幸之助翁に学ぶ:自らの天分を活かす」】
松下幸之助翁(1894~1989年)の「人生心得帖 人生を生ききる」をアマゾンaudibleで聴いています。幸之助翁90歳の時の書籍です。
幸之助翁の生家は貧しく小学校しか卒業できませんでした。
また、生まれつき病弱な体でした。
普通の人なら自分の環境を恨みます。
しかし、幸之助翁は、それを逆手に取り、小学校卒の学のない自分だから、大卒の従業員を採用し、彼らに任せていきました。トップが謙虚な姿勢で年下の従業員にお願いするので、自然と彼らの自立心が育ち、会社の発展に貢献しました。
また、病弱な体だからこそ、生涯大切にし、病弱な体と付き合っていきました。その結果、95歳の長寿を全うして他界しました。
そして、松下電器の成長の原動力の1つに、幸之助翁は小学校卒だったので素直に人の話を聴く姿勢を終始一貫して持っていました。
この逸話を知っている人は多いと思います。
一方、幸之助翁は非常に運の良い方でした。
例えば新規開発した電球用の二股ソケットが全く売れず、家業が傾きかけたとき、その材料を活かした大量注文が入り、急場を凌ぎます。
成功者は全員運の良い人生だったと言っています。
「運」という漢字は運ぶと書きます。
幸之助翁の場合、素直で謙虚、そして神仏も含め周囲の人への感謝があったからこそ運が訪れたモノと推測します。
人は一人では生きることはできない。人という漢字は、支えるようになっている。
幸之助翁は、ご自身の能力の限界に気づき、それを逆手に取った生き方、自らの天分を活かした生き方をしてきたから、人生で大成功者となったのでしょうね。
◆◆◆◆◆◆追記◆◆◆◆◆◆◆
最近アマゾンaudibleを読書の1手段として活用しています。主に歩いているときの空いた時間に活用しています。速さは倍速にしています。これだと本の内容を理解し、半分の時間で聴くことができます。
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