「マーキュリー通信」no.5004【ワンポイントアップのコミュニケーション力-227「最重要視点を拒否するリスク・マネジメントの専門家」】
今朝の朝6読書会はリスク・マネジメントの専門家の著書「なぜあなたはいつもトラブル処理に追われるのか」の著者インタビューでした。
著者は、日産自動車、千代田化工、三菱重工子会社等外資系も含め10社以上、海外経験35カ国と申し分ない経歴です。
理論的にも、世界中で1000万部売れたベストセラー書「アドラーの心理学、嫌われる勇気」や、心理学:NLPも採り入れています。
著者から伝わってきたキーワードとして、「人間の心がゆがんでミスをする」でした。
そこで私は、リスク・マネジメントの際の最重要点の1つとして、企業の利益やコスパ重視の姿勢に関して質問しました。
例として、東日本大震災の原発事故、東電が津波の来ない高台に原発を建設していれば起こらなかった事例を説明。まさに人間の心がゆがんでいなければ、かかる大事故は発生しないといえます。
2点目:利権構造の下では、リスクは置き去りにされてしまう。
厚労省の行政として、薬害エイズ事件も後になってから、大問題となった。
同様にコロナワクチンで現在数十万人の死亡者が出ても、厚労省は因果関係が認められていないといって放置している。私はその事実を知っていたので、コロナワクチンは接種せずに、自分としては被害を未然に防いだ。
これも人間の心のゆがみが大事故を起こしてきました。これに対し、著者の意見を聴きました。
すると著者からは、私の個人的見解であると全面否定されました。
これは私の個人的見解ではなく、利権構造に属さない多方面の専門家の意見なのですが、一蹴されてしまいました。
著者は、コロナワクチンを礼賛し、6回も接種したと自信を持って応えました。
リスク・マネジメントの専門家は、知らないことを徹底的に勉強し、問題点を把握しておくことは当然のことです。
しかし、同著者はリスク・マネジメントの専門家は、それらの重要問題にはふたをして、聴く姿勢を持ちません。
これではリスク・マネジメントの専門の資質として、決定的な問題があると思い、議論を避け、これ以上の質問はしませんでした。
本当は、国防危機に関しても、リスクが目前に迫っているのに、政府も国民も能天気を装っています。
国防リスクを利権構造のとらわれず真摯に訴える専門家にもっともっと出て欲しいと思っています。
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