「マーキュリー通信」no.5091【ワンポイントアップの思考力-90「北方4島略奪の実行犯は米国だった!」】
国際法上の日本の敗戦日は9月2日ミズーリ艦上で降伏文書正式調印した日となります。
それまでの間、ソ連はどさくさに紛れて、北方領土4島を奪取しました。侵攻期間は、終戦の日の8月15日~9月5日でした。
当時ソ連はドイツとの戦いで軍事力を消耗しており、北方領土4島を奪取する力はありませんでした。
ましてやソ連は陸上国家です。日本を攻める海軍力などない状態でした。
そこで手を貸したのが米国でした。
当時白旗を揚げた状態の日本でしたから、4島侵略はいとも簡単でした。
米国としては、日本の目の上にソ連に占領された北方領土4島があれば、軍事的に極めて不安定な状態です。
ソ連の軍事的脅威が迫れば、米軍に頼るという図式が生まれます。米国としては、日本を保護領扱いにしておくには良い軍事的緊張となります。
1956年日ソ共同宣言の時、日ソ平和条約締結交渉の過程で、歯舞群島及び色丹島については、平和条約の締結後、日本に引き渡すことにつき同意しました。
しかし、当時のダレス国務長官は「それなら沖縄を返さないぞ」と恫喝してきたので、日本は2島返還を諦めます。
その後、故安倍首相は、ロシア プーチン大統領と親睦関係を築き、北方領土返還の期待が高まりました。
しかし、昨年岸田首相が、米国バイデン大統領のご機嫌を取るために、ロシアを裏切り、あまりつきあいのないウクライナ支援に回ってしまいました。その結果、ロシアを敵に回してしまい、北方領土返還の夢はほぼなくなりました。
逆に、独裁国家ロシア、中国、北朝鮮の核保有3国を敵に回し、日本の安全保障上極めて憂慮すべき事態となっています。
また、国会で正しい根拠もなくアイヌ民族を先住民族と決議してしまいました。ロシアが、先住民族を救うために、北海道上陸というシナリオも組まれ始めています。
南は沖縄を中国が虎視眈々と狙っています。玉城デニー沖縄県知事は、沖縄は中国の属国と思っているくらいですから、侵略は時間の問題といえます。
戦後、日本は吉田茂内閣以降一貫して、思考力欠如の戦略なき国家の道を歩んできました。
そのつけが今大きくのしかかっています。
◆◆◆◆◆◆追記◆◆◆◆◆◆◆
「現代の3本の矢力」=思考力、人間力、健康力の3つを掛け合わせたものです。
「現代の3本の矢力 10倍アップの極意」(玄文社 1540円)に詳細が記載されています。希望者には著者サイン入り送料込み1000円でお譲りさせて頂きます。
◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆
| 固定リンク | 0
« 「マーキュリー通信」no.5090【クリエイティブに生きる-100「だまし絵の効果」】 | トップページ | 「マーキュリー通信」no.5092【クリエイティブに生きる-101「中間着としての甚平」】 »
コメント