「マーキュリー通信」no.5064【ワンポイントアップの営業力-121「被害者が出やすいネットワークビジネスとは」】
2002年2月に「超失業時代を勝ち抜くための最強戦略」(瞑想出版)を出版しました。私の処女作です。
その読者から千円のがちゃがちゃのネットワークビジネスに誘われました。
彼は脳障害者だったので彼の力になろうというくらいの軽い気持ちでそのネットワークビジネスに参加しました。
私は直ぐに大きな組織を構築でき、タイトル資格を取得しました。最大月収100万円でした。そして、バリ島に招待されました。
しかし、同社はまもなく倒産し、私自身1000万円近い損失を被りました。
その理由の1つは、タイトルを取るために1台35万円もするがちゃがちゃを他人名義で購入したことです。
次に、35万円のクレジットカード会社決済が下りない代理店が続出し、それを私が肩代わりしました。
しかし、所詮クレジットカード会社でブラックリストに載っているような人は、借りたお金は返さない人が多いということに気づきました。
このネットワークビジネスの失敗は私に多くの教訓をもたらしました。
1.金儲け優先に走った自分を反省
2.資本金1000万円のMLM企業では資金繰りに窮し、事業破綻しやすい。
3.社長の経営方針、言動が代理店に影響する。
同社のS社長は、当時30代後半。セミナーでは、彼の愛人の話をして、参加者の笑いを誘います。この愛人の話は事実で、熱海の1泊セミナーに参加したときに、S社長はその愛人を連れてきました。
同社のスタッフは、これに習い同棲中の彼女を連れてきた者もいました。性的にしまりのないネットワークビジネスでした。
そして、儲かりさえ良ければ良いという損得中心のビジネス・モデルでした。だからここに参加する代理店仲間はどうしても私と波長が合わないことが分かりました。
私自身、このネットワークビジネスで友人知人に迷惑をかけたことを深く反省し、以後ネットワークビジネスはやらないと決めました。
世の中でMLMに色眼鏡を持っている人は多いようです。
私の場合、実体験をして、MLMの是非を判断しています。
どんなビジネスでも、悪い事をする輩はいます。
民営化後のかんぽ生命は営業パーソンにノルマを課したために、営業パーソンが詐欺まがいのセールスをして社会問題化しました。
これをもって生命保険の営業が悪いと言うことに当てはまりません。
拙著「生涯現役社会が日本を救う!」(平成出版 1540円)の第3章には、良いMLM、悪いMLM、そしてやり方によっては悪いMLMになる事例を書きました。
希望者には、著者サイン入り送料込み1000円でお譲りいたします。
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