「マーキュリー通信」no.5074【奇人変人が世の中を変えていく-463「日本を戦争へと導いた最悪の戦犯、近衛文麿」】
大東亜戦争は、グローバリストに操られたフランクリン・ルーズベルト大統領のワナにはめられて真珠湾攻撃から開戦となっていたという了解でした。
そして、開戦時の首相東條英機の悪いイメージだけ残っている日本人が多いと思います。
※大東亜戦争は、戦前日本が使用していた用語ですが、戦後GHQにより禁止され、米国が使用している太平洋戦争という用語を強要され、現在に至っています。もうそろそろ大東亜戦争という用語に切り替え、意識を変えるべきと考えます。
しかし、日本の歴史家兼作家、林千勝著「日本を救った男、日本を戦争へ導いた男」(電子書籍)を読んで驚きの事実が分かりました。
近衛文麿は、開戦直前の昭和16年7月18日~昭和16年10月18日に首相を務めました。
彼は藤原道長の末裔といわれ、その家系を誇りに思っていました。
当時の藤原道長は天皇と婚姻関係を持ち、わが世の春を謳歌した頃でした。
近衛文麿は、そんな祖先に想いを馳せ、天皇陛下の代わりに自らが日本国を支配していこうという野望を持ちました。
そんな野望をグローバリストに利用されました。
グローバリストは、1800年代、徳川幕府の日本を徹底調査しました。
その結果、日本は産業が発達すれば英国のような強力な覇権国家になると予測しました。
ただし、弱肉強食により植民地支配をしていった欧米と価値観を全く異にしていました。
武士道の精神に基づき、和を尊び、人種差別をせず、宗教心を基に、平和な国家建設をしていく姿をイメージしました。
この価値観はグローバリストと真逆でした。
よって日本を長期的に繁栄させる一方で、植民地化していく戦略で臨みました。その第1陣が1853年、米国ペリーの浦賀来港でした。しかし、米国はその後南北戦争に突入し、他国を侵略する余裕がなくなりました。
代わって侵略を開始しようとしたのが英仏でした。
日本の価値観を欧米風に変えさせ、欧米型に変えさせていきました。
そのために鉄道開通他様々な便益を与え、経済援助もしていきました。
そして、日本は脱亜入欧の方針の下に、急速に欧米の文化を採り入れていきました。それこそグローバリストの思うつぼでした。
グローバリスト、ディープステート等類似の用語ですが、当時はグローバリストの方が一般的でした。ディープステートという用語はトランプ前大統領が使ってから一躍有名になりました。
グローバリストが掲げるグローバリズムの考えはNWO(ニューワールドオーダー、世界新秩序)による世界統一政府です。
0.01%の支配層が、99.99%の一般大衆を支配していく。
超富裕層と低所得の一般大衆の2分化、支配層の指示命令に素直に従う隷従層の2極化の世界を創り上げていくことです。
グローバリズムは、まさに共産主義思想と同じなのですね。入口は違うけれど、終着点は同じです。
だから当時、フランクリン・ルーズベルトとスターリンが手を組んだことも理解できます。
ルーズベルトにコミンテルンの手が伸び、操られます。
一方、近衛文麿もコミンテルンのスパイ尾崎秀実も近衛文麿の下で働き、キーマン風見大臣始め近衛内閣は共産主義者で固められていました。
東條英機は、近衛内閣では陸軍大臣でした。
近衛文麿は、戦争反対の天皇の意も無視して、真珠湾攻撃に踏み切りました。
当時第1次世界大戦で多数の死傷者を出した米国民は厭戦気分でした。
そこで、ルーズベルトは真珠湾攻撃という奇襲作戦を計画し、日本軍をおびき寄せました。その相方が近衛文麿でした。
日本は米国から石油を禁輸され、石油確保のために、南方に進出しました。しかし、この戦略は大失敗でした。もし北方に進出し、当時南下を進めていたソ連をドイツヒトラーと共同で戦えば勝利は間違いなかったと言われています。
なお、近衛文麿はヒトラーに憧れていました。
ヒトラーは、元々目立たない将校でした。
第1次世界大戦でドイツは敗れ、賠償金等でドイツの物価は1兆倍以上に上がるハイパーインフレでした。国民の不満は頂点に達していました。
その救世主として、ヒトラーはグローバリストから莫大な資金援助を得て、ドイツの救世主として一気に浮上しました。
ユダヤ人600万人をホロコーストで殺したという説も、グローバリストがヒトラーを永久の悪役に仕立て上げる為の作り話で、実際には8万人程度しか殺していないという説もあります。
ヒトラーより上の悪役としてスターリン2000万人、毛沢東6000万人を殺したと言われていますが、こちらを批判しないのはやはり政治的な思惑があるのでしょうね。
ヒトラーは汚名を着せられる代わりに、処刑を免れて、海外に逃亡し、100歳まで生き延びたという説もあります。その娘がドイツの名宰相メルケルという説もまことしやかにささやかれています。確かに顔が似ています。
ヒトラーのナチスには、フォードやIBM等巨大企業が投資し、巨額の利益を上げています。また、ナチス人脈はその後も政財界で活躍しています。
その代表格が、ダボス会議の議長クラウス・シュワブです。
こういう事実をマスコミは一切報道しません。
なお、ホロコーストで殺されたユダヤ人は、ユダヤ教のユダヤ民族の末裔ですが、グローバリストのユダヤ人はエセユダヤ人、カザールユダヤと区別されています。
明日は終戦の日ですが、大東亜戦争開戦の責任と石油確保の戦略を北方に求めていれば、日本は戦争に負けなかったと言われています。
その意味で近衛文麿の責任は重大です。
彼こそ、最悪の戦争犯罪人として、日本国民の手によって処刑されるべきでした。近衛文麿は、終戦直後、巣鴨プリズンで自殺(?)しました。
歴史にifはないですが、戦後を振り返る時期に、日本の近現代史を調べ、正しい歴史観を持つことは重要と考えます。
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