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2023年9月13日 (水)

「マーキュリー通信」no.5107【ワンポイントアップの経営術-290「経営陣のセンスが疑われる新社名」】


36年前の1987年6月23日、通信自由化元年に設立した株式会社もしもしホットラインは、親会社三井物産とKDDIが経営統合に合意し、東証一部上場廃止となりました。
そして、KDDIの子会社KDDIエボルバ社との共同経営の下、新社名アルティウスリンク株式会社として9月1日から再スタートを切りました。代表取締役網野社長は三井物産からの出向です。

新会社の社名は、ラテン語で『より高く』を意味する『アルティウス』と、つながりを意味する『リンク』の2つの願いを込めています。

しかし、『アルティウス』という言葉は初めて聞くし、何度言われても覚えられません。

社名は、従業員から親しまれ、取引先、顧客等に覚えられることが大切です。その意味で、新経営陣のセンスが疑われます。

テレマーケティングの新会社の社名を、稟議申請の段階で、私は日本テレマーケティングにしていました。
まだ誰も使っていなく、権威があり、三井物産の子会社にふさわしい覚えやすい名前だったので気に入っていました。

しかし、新社長の意向でもしもしホットラインに変更させられてしまいました。新会社に参加することが決まっていた社員も全員反対でした。しかし、新社長が強引にもしもしホットラインで押し切ってしまいました。

もしもしホットラインスタート当初、この社名を言うのが恥ずかしく、取引先の受付嬢に笑われたことが度々ありました。

ある時通販で旅行カバンを注文しました。私に届いた宛先は「むしむしホットライン 菅谷信雄様」となっており、職場のみんなと大笑いでした。その旅行カバンは、今でも思い出の品として使っています。

さて、もしもしホットラインは、前社長の時に、社員の意見も聞かずにりらいあコミュニケーションズ㈱に社名変更してしまいました。

りらいあを英語表記すると、Reliar(再び嘘をつく人)という意味で捉えられ、従業員には非常に評判の悪い社名でした。

社名変更には莫大の費用がかかり、改めて前社長のセンスが問われます。
また会社設立時に私が作成した使命感と4つの誓いも一部修正されていました。もしもしホットラインの社員に聞くと、評判が悪いようです。

私は三井物産に25年間在籍しました。その中で、もしもしホットラインは全神経を注いで会社を設立し、全力投球で黒字化した一番思い出の残る事業でした。
当時20代だったもしもしホットラインの社員も全員60代となり、定年退職しました。時の流れを感じます。

しかし、最近社名がりらいあコミュニケーションズ㈱に変更となり、他家に嫁いだ娘の名前が変わった感覚を覚えました。

そして、新社名アルティウスリンク株式会社、アカの他人になってしまった感覚です。

しかし、もしもしホットライン創業で得られた知識と経験は、私にとり数億円の貴重な知的財産となっています。

その意味で、私を育てて頂いた三井物産と上司、その仲間達には感謝申し上げます。

◆◆◆◆◆◆追記◆◆◆◆◆◆◆

もしもしホットラインの初代社長は私の直属の上司星崎治男氏でした。
当初、もしもしでしたが、別の部下が、社名数理学を研究していて、もしもしの字画は8画、倒産する縁起が悪い画数と意見具申しました。
会社が発展する画数は33画とのことでした。
そこで、33画になる社名を模索し始めました。
すると私のアシスタントがもしもしホットラインを提案し、それが採用されました。
確かに、もしもしホットラインは通信自由化の波に乗り、右肩上がりに業績は伸び、あっという間に東証一部上場企業となりました。

ある時、星崎さんに、もしもし命名の由来に関し「星崎さんの名前のはるおを速く言うとハローになる。ハローならもしもしというこではないですか?」と聞いたのですが、本人は否定していました(^人 ^;)

なお、会社のロゴは、もしもしなら亀、亀のロゴを私が主張し、採用されました。そのバッヂは今でも思い出として飾ってあります。

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