「マーキュリー通信」no.5175【奇人変人が世の中を変えていく-477「1億総下流社会が進行中」】
かつては1億総中流社会といわれた日本でしたが、現在は1億総下流社会へと進行中です。
1985年のプラザ合意では、ディープステートと呼ばれるグローバリストは超円高に誘導することで、日本メーカーの海外移転にドライブをかけ、日本の製造業の国内空洞化を図りました。
高度成長経済時代に蓄えた日本の財産は、小泉内閣が郵政の民営化で430兆円もの巨額マネーは米国債購入として吸い上げられました。この資金は事実上戻ってきません。
一方、日本を狙い撃ちにしたBIS(国際決済銀行)規制8%を課され、バブル経済潰しが仕掛けられました。
それ以来、日本経済は消費増税を段階的に実施し、経済成長させない方針をとってきました。
そして、日本はいつの間にかGDPで中国に抜かれ、いずれインドにも抜かれ、先進国の階段を1段ずつ下っています。
国力が衰えるということは、国民の経済力も落ち、貧困層の増加に繋がります。
昨年、外資規制が緩和され、海外投資家が日本企業を自由に買収できるようになりました。
これに呼応するように昨年来超円安が始まりました。
これで、企業の爆買い、日本の土地、水資源等外資がやりたい放題となりました。
派遣労働者の規制緩和により、非正規社員の比率が年々増加し、40%近くになってきました。
当然、結婚する経済的余裕がないので、非婚化が進みます。
一方、女子の社会進出が進み、今や大卒女子が当たり前の時代になりました。当然、晩婚化となります。
また、女性の経済力が強まることで、離婚率が急上昇し、離婚率は35%まで上がっています。
シングル・マザーが増加し、経済的に困窮する母子家庭が増え、貧困家庭の増加に繋がっています。それが子供の世代にまで引き継がれます。
また、政府によるマイホーム促進で、核家族化が進みました。
マイホーム取得のために、夫婦共稼ぎが当たり前の時代となりました。
一番大切な子供の教育をないがしろにし、いじめ、不登校、DVそして自殺が急増しています。
気がついてみたら少子高齢化が進み、日本は人口減社会となり、国家消滅の道へと突き進んでいます。
核家族化の進展は一人暮らしの高齢者の増加となります。
4年前に金融庁が、人生100年時代、年金が2000万円不足になることを発表しまし、国民は将来に対する不安を覚えています。
但し、持ち家がない世帯は1億円以上の年金不足となります。
生活できない人は生活保護となります。その場合、自由を奪われ、生かさず殺さずの状態に追い込まれます。
年金の代わりにベーシックインカム制度の導入も検討されているそうです。
その際、現在政府がマイナンバーカード制度普及に全力投球中ですが、マイナンバーで管理されます。
今回、国税庁はインボイス制度を導入することになりました。これも中小企業に対する増税であり、中小企業潰しの一環です。
これも政商デービッド・アトキンソンが提唱する役に立たない中小企業は淘汰する方針の一環といえます。
経営破綻した中小企業からは大量の失業者が出ます。
その時、国家が国民を監視、管理するディストピア社会が完成します。
それが長年掲げてきたグローバリストのNWO(新世界秩序)による、世界支配となっていきます。
長年、日本はぬるまゆに入れられたカエル状態ですが、熱湯に変わり、ゆでガエル人間となってしまうことにそろそろ気づいて欲しいと思います。
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