「マーキュリー通信」no.5272【人生に勝利する方程式-335「挫折を乗り越えて自己成長していく」】
NHK BS「レジェンドの目撃者」は、好きな番組の1つです。
今回は、「不屈の18番 桑田真澄」でした。
私は、投手では桑田が一番好きです。彼のキャラクター、不屈の闘志に共感を覚えるからです。
当時、巨人軍の投手陣の3本柱、槙原、斉藤と比べ、桑田の生涯の投手成績は173勝141敗14S,奪三振数1980、防御率3.55でした。
完全試合を達成した槙原、連続20勝投手、ミスター完投の異名をとった斉藤雅樹と比べると見劣りします。
桑田の場合、記録より記憶に残る投手といえます。
本来なら200勝しても良い実力でした。
しかし、試合中、桑田の前に飛んできたボールを全力でキャッチしたとき、右肘を打撲しました。
彼はその手術のために2シーズンを棒に振りました。
投手生命は終わりかと言われたのですが、2軍の多摩川球場で再起に向け、黙々とトレーニングを積みました。
多摩川球場のトラックの芝生に数10センチ幅の芝生がはげた箇所が1周続きます。これは桑田が再起のためにランニングした所です。これを巨人では桑田ロードと言われているそうです。
そして、桑田は見事復活しました。復活登板の日、桑田はマウンドにしゃがみ、手を当てて、自分が復帰できた感謝の意を伝えました。今でも忘れられない感動シーンとして、ファンの目に焼き付いています。そして見事2桁勝利10勝を挙げました。
しかし、右肘手術は、彼の体のバランスを崩し、その後かつての桑田ではなくなり、2軍落ちまでしました。
そして、2度目の危機を迎えます。
この挫折にもめげず這い上がります。この時も奇跡の復活12勝を挙げます。
そういう人生観に共感を覚えるのだと思います。
巨人は今年から阿部監督となりました。
しかし、1度は桑田に監督をして欲しかったと思います。
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