« 「マーキュリー通信」no.5340【クリエイティブに生きる-124「編曲を意識すると新しい世界を発見する」】 | トップページ | 「マーキュリー通信」no.5342【知らぬが佛と知ってるが佛-6「新NISAに要注意」】 »

2024年4月22日 (月)

「マーキュリー通信」no.5341【「知らぬが佛と知ってるが佛-5 『知ってるが佛』」】


一昨日の朝6読書会の著者インタビューは、鍼灸・あん摩・マッサージ・指圧師 元吉正幸さんでした。
元吉さんはプロのマラソンランナー増田明美さんのお師匠もしたことがある名医です。
鍼灸師名医レジェンド50名の1人だそうです。

そんな元吉さんの師匠が丹澤章八氏です。その丹澤師匠が94歳の昨年出版したエッセイ集が「知らぬが佛、知ってる佛」(幻冬舎1650円)です。94歳で処女出版ですから頭が下がります。

知らぬが佛はよく聞くことわざですが、知ってる佛は私にとって一転語でした。

「知らぬが佛」をググってみると、事実を知らないが故に心を乱されず仏のようにいられるの意。 転じて、知らないでいることを 嘲 あざける。なお、「知ってるが佛」はありませんでした。

仏教の教えには極楽と地獄があります。
「知らぬが佛」で、心乱さないまま生きて、最期に他界するとき、極楽へと誘われることが多いといえます。
しかし、そういう人はごく希です。

一方、「知ってるが佛」は、もっと高い境地といえます。
蓮の花はとてもきれいです。極楽の世界です。
しかし、その根は、泥水の中にあります。この世の醜い世界を知り、達観して佛の境地になったとき、「知らぬが佛」の人より高い境地となり、あの世ではより高次の極楽へと還っていくことができます。

最近シリーズ「1ポイントアップの知力」としてスタートしました。
今回この言葉が気に入ったので、今後は本タイトルを「知らぬが佛と知ってるが佛」に変更することにしました。
徒然なるままにどんなテーマが出てくるかお楽しみにしてください。

| |

« 「マーキュリー通信」no.5340【クリエイティブに生きる-124「編曲を意識すると新しい世界を発見する」】 | トップページ | 「マーキュリー通信」no.5342【知らぬが佛と知ってるが佛-6「新NISAに要注意」】 »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




« 「マーキュリー通信」no.5340【クリエイティブに生きる-124「編曲を意識すると新しい世界を発見する」】 | トップページ | 「マーキュリー通信」no.5342【知らぬが佛と知ってるが佛-6「新NISAに要注意」】 »