「マーキュリー通信」no.5327【人生に勝利する方程式-339「利益を追い求める人生vsミッションを追い求める人生」】
私の4分の3世紀に及ぶ人生を振り返ったとき、夢とかミッションを追い求める人生であることに気づきました。
高校2年生の時、日本は資源小国だから貿易が国是、そのために「世界を股に掛けるビジネスマンになる」という大志を抱きました。
夢の実現の為、三井物産に入社しました。
当時の三井物産の初任給は47千円。決して高い給与水準ではありませんでした。
また、商社は遅くまで残業で大変だとのアドバイスも受けました。それよりも、自分の夢の実現を優先しました。
その後31歳の時に、カナダ駐在となりました。
カナダ三井物産では、カナディアンロッキーに良質な炭鉱があることが分かり、200億円を投資して、日本の鉄鋼メーカーに年間200万トンのカナダ炭を輸出する夢が実現しました。
帰国後は、10年ぶりに新しい事業部門、情報産業が誕生しました。
新設の情報産業部門に異動を希望してOKをいただきました。
当時、中曽根内閣の時で、通信の自由化が決定しました。
私が選んだのテレマーケティングの新会社もしもしホットラインの設立(1987年)でした。
通信の自由化の波に乗り、将来年商1000億円の東証一部上場企業、そして業界ナンバー1の会社にするという夢を持ちました。
その夢は、現在叶いました。
もしもしホットライン創業10年後、1997年に25年勤務した三井物産を早期退職しました。
早期退職の理由の1つに、ノルマノルマの達成に心身共にぼろぼろになっていた自分を発見したからです。
退職後の2002年世界最小の総合商社(有)マーキュリー物産を資本金1000万円で設立しました。
そこにはノルマはありません。
しかし、15名の人間を雇用していくために利益を上げなければなりません。
いつの間にか利益を上げて従業員を養うことに神経がいき、ストレスだらけになっていることに気づきました。
その後、事業の失敗でマーキュリー物産は経営危機を迎えます。
この危機を乗り越えるために、リストラを断行し、自分一人になりました。
そして、7年掛けて借金を全額弁済しました。
その後は、経営コンサルタントとして生きていく事になります。
8年前の2016年8月に、セブンイレブンの元役員からプライム共済を紹介されました。
プライム共済とは、唯一継続収入をいただける共済で、利益を追求しない一般財団法人全国福利厚生共済会が母体となっています。
あれから8年近くが経ちますが、現在一生困らない収入を毎月得ることができました。
その意味で、紹介者には感謝しています。
そして、現在は自分事から卒業ができました。
残りの人生は報恩行の実践です。その為に、3月5日資本金1000万円でユートピア建設合同会社を設立しました。
現代社会の諸問題、すなわち少子高齢化、格差の拡大、離婚率の増加等を解決することが目的です。
その中核事業が、シニアとシングルマザー、シングルファ-ザー用シェアハウス ユートピア館の建設です。
第1号棟は埼玉県上尾市に建設予定です。来年末完成を皮切りに25年間で1万棟建設予定です。
ユートピア建設事業は、現代社会の諸問題に耳を傾け、その解決することが目的です。
そう思うと心がわくわくしてきます。
本当の自分は、夢やミッション実現の為に生きている事に気がつきました。
これが私の行動哲学「活私豊幸」=「自分を活かしながら人生の途上で出会った人々をいかに豊かに幸福にできる人間でありたい」 に繋がります。
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