「マーキュリー通信」no.5363【知らぬが佛と知ってるが佛-10「一水会50周年記念パーティに参加して」】
昨日一水会50周年記念パーティに参加しました。
一水会木村三浩代表とは半年前に出会い、それ以来親しくさせて頂いております。
同会は右翼団体を標榜していますが、右翼に対しては街宣車で街頭演説しているイメージでした。
しかし、一水会は基本ポリシーが明確です。保守団体の中でも、対米自立を謳っています。
昭和45年11月、市ヶ谷の自衛隊で三島由紀夫が日本を憂えて自決しましたが、その三島精神を受け継いでいます。
木村三浩氏は2代目の代表です。今の政治は対米追随で全く自主性がない。これでは亡国の一途を辿ることを憂えていました。
一方、ロシアとは日本の国土防衛の観点からも親しくしておくべきでり、ロシアと積極的に交流しています。
主賓として、鳩山由紀夫元総理大臣がスピーチしました。
冒頭、鳩山元首相は、木村代表の意見と全く同じとスピーチしました。
実は鳩山元首相に対しては私は曲解していました。
マスコミのバッシングにより多くの国民はマイナスのイメージを持っています。
私の曲解を解いたのは、元自主外交官孫崎享氏でした。同氏の「戦後史の正体」(創元社)では、戦後の首相は吉田茂の外交方針対米追随派でした。米国の言いなりで、現在も続いています。
マスコミは吉田茂を名宰相と担いでいますが、吉田茂こそ隷従国家日本という体質を造り、戦後80年近く抜け出せない元祖といえます。
現在の岸田首相は、隷従というより米国の傀儡政権、操り人形まで成り下がり、亡国の道を突き進んでいます。
これに対し、少数ながら対米自立の首相がいました。対米自立を主張する首相は米国から追放されてきました。
田中角栄首相がそうでした。米国より先に日中国交正常化したことでニクソン大統領の怒りを買い、ロッキード事件により追放されてしまいました。
安倍首相も、就任当初は米国追従派、しかし対米自立に切り替え始めて、暗殺されてしまいました。
鳩山元首相も対米自立派でした。そのため、米国からバッシングされ、対米隷従派の菅直人首相にすげ替えられました。
東日本大震災は、米国による小型核爆弾との説もあります。今を思うと、鳩山元首相に対する警告とも受け取れます。
昨夜の50周年記念パーティでは、政財官界の日本を憂えるトップリーダーが登壇し、次々とスピーチしました。
一番伝わったのが鈴木宗男元代議士でした。隣国ロシアと親しくしなければ、日本の安全保障の脅威は去らないと岸田首相を会場を笑わせながらも手厳しく批判していました。
木村代表とは半年間のおつきあいですが、正義感が強く、日本の平和と安全を純粋に危惧し、それを行動に移している人です。その点私と性格的に似ていて共鳴します。
木村代表には、わざわざ右翼を標榜すると誤解を招きやすいので、対米自立の保守団体と名乗れば、もっと会員数も増えるとアドバイスさせて頂きました。
私も陰ながら今後も応援していきたいと思います。
なお、一水会では毎月レコンキスタという会報(年間購読料6千円)を発行しています。
そこに保守の言論人の意見が毎月日本の政治に警鐘を鳴らしています。お薦めです。
◆◆◆◆◆◆追記◆◆◆◆◆◆◆
政府のコロナワクチン政策の暴挙を止めさせるために、東京理科大学村上名誉教授他有識者が「日本の未来を守る国民運動」を立ち上げました。
5月31日(金)12時30分日比谷野外音楽堂に集合、13時からデモ行進を開始します。
一緒に参加しませんか。
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