「マーキュリー通信」no.5413【本日は新1万円札の発行日「今こそ渋沢栄一翁の論語と算盤に学び直す」】
本日、1万円札が福沢諭吉から渋沢栄一に切り替わります。
渋沢栄一は、私の母校一橋大学(旧商法講習所)の創立者であり、私が人生で一番尊敬する歴史上の偉人です。
渋沢栄一翁は91歳まで生涯現役人生を生きました。
なくなる前年昭和5年(1930年)12月渋沢栄一は、風邪をこじらせ、老衰のため、ほとんど床に伏しており面会謝絶でした。
そんなある日20名が渋沢栄一に面会を求めて来ました。主治医から5分間のOKを頂き、渋沢栄一は会いました。
彼らは「今20万人庶民が寒さと飢えに苦しんでいます。救護法が成立したにも拘わらず予算がなく実行されません。何とか救って欲しい」と嘆願しました。その前年世界大恐慌が始まり、日本も昭和大恐慌の年で庶民が苦しんでいた時代でした。
その必死の願いを聞き、渋沢栄一は、「直ぐに車を用意せよ。大蔵大臣と内務大臣に会いに行く!」と言い出します。
主治医は「こんな真冬に出かけたら命に差し障りますよ!」と必死に止めます。
しかし、「こんな老いぼれの命など、20万人の人を救えるなら本望!」と拒否し、両大臣に会いにいきます。
渋沢栄一は、その翌年昭和 6年(1931年) 11 月 11 日に他界します。
葬儀は11月15日に執り行われましたが、これは私が歴史上一番好きな人物龍馬の命日と同じなのは何かの縁でしょうか。
※「渋沢栄一伝」(北康利著)
渋沢栄一は、近代資本主義の父といわれていますが、実際には道徳をベースとした資本主義、合本主義を掲げました。
「論語と算盤」で有名です。彼の思想は、「渋澤論語をよむ」(深澤賢治著)を読むと理解できます。
現代の資本主義は、「今だけ、カネだけ、自分だけ」の強欲資本主義という拝金主義に陥っています。
いずれ神仏の怒りを買い、大きなしっぺ返しを受けることになります。
かつて1~2万年前、北米にアトランティス大陸や日本の遥か南方にムー大陸がありました。
しかし、現代と同様に科学が発達し、神を信じない輩が信じない大多数とのなってきたので、両大陸とも一夜にして陥没してしまいました。その危機が現代文明にも訪れようとしています。
さて、私は6年前に北区王子に引っ越してきました。
我が家から徒歩20分ほどの飛鳥山公園に旧渋沢栄一邸があります。
渋沢栄一が見えない糸で導いてくれたのでしょうか。これもご縁と感じています。
これまで渋沢栄一は北区の顔でしたが、本日から日本そして世界の渋沢栄一となりました。
私は令和の渋沢栄一になりたいという想いで、人生100年時代生涯現役人生を歩んでいます。
先月75歳の誕生日を記念して、「人生100年時代をピンピンコロリで10倍楽しく生きる極意」を電子出版しました。
是非アマゾンにアクセスして頂けますか。
また、令和4年11月に「現代の3本の矢力 10倍アップの極意」(玄文社1540円)を出版しました。その第4章に「渋沢栄一の論語と算盤に学ぶ」として「現代を生き抜く3本の矢力」を書きました。
本書は読者から1番評価の高い1冊でもあります。著者サイン入り送料込み1000円でお譲りできますので読者のご連絡をおまちしております。
◆◆◆◆◆◆追記◆◆◆◆◆◆◆
日本最初の商社海援隊を創った龍馬の遺志は日本初の商社を創った益田孝に引き継がれます。
益田孝の妻は商法講習所(現在の一橋大学)所長矢野二郎です。それを支えた渋沢栄一、一橋大学から多くの卒業生が三井物産に就職しました。これも何かのご縁ですね。
龍馬と渋沢栄一、二人の偉人を尊敬している縁を感じています。
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