「マーキュリー通信」no.5444【自分の健康は自分で守る-317 「減塩が病気を作る」】

石原結實医師の「減塩が病気を作る！」（青春出版社）は、私の食事の方針を大きく変える1冊でした。
我が家は、石原先生の著書は多数読み、食生活に大きな影響を与えてきた医師です。

戦後、なぜ日本では厚労省を中心に医師までもが減塩は高血圧に良くないと強く主張してきたのでしょうか。
そして、私たちの頭には、まるで刷り込まれたように塩分取り過ぎは健康に良くないと思い込んでいます。

戦後間もない頃、米国の医師が、10匹のマウスに体重の１割以上の塩20～30グラムを半年間与え続けてきた結果、高血圧症になったという臨床実験を発表したことが起因しています。
これは体重60kgの人間に例えるなら、6kgの塩を毎日半年間摂取したのと同じ事を意味します。これでは高血圧になっても止む無しですね。

一方、1998年に、米国国民栄養調査が25～75歳の米国民20万人に塩分摂取と病気との関係を調査しました。
その結果は、食塩摂取量が一番多いグループが死亡率が一番低く、少なくなるほど死亡率が高くなるという結果が出ました。

塩分を控えめにすると低体温となります。
事実、昭和32年（1957年）の調査では、脇の下の体温は平均36.9度でした。それが現在1度下がり、36度前後となっています。

体温が下がれば、それだけ癌の発症率が高くなります。
その結果、日本人の死因の第1位は毎年癌となっています。

また、石原先生は、水分の過剰摂取、これが水毒を引き起こし、健康に悪影響を与えているそうです。

さらに現代生活は、浴室にシャワーが標準装備されています。
湯船に浸かることで、体温を上げているのに、シャワーだけでは体温が上がりません。
これが不眠症の原因ともなり、健康を害しているそうです。

さらに戦後の食生活はバラエティに富んだ一方、体に良くない食品、体を冷やす食品が多くなってきました。

そこで、石原先生は、食塩をたくさん入った料理、しかも体を温める食材を使った料理を奨めています。
体を温める食材として生姜と黒糖を奨めています。
なお、石原先生は、食塩の代わりにミネラルが豊富な自然塩を奨めています。

その他、病気別の料理に関しては、本書を参照願います。

◆◆◆◆◆◆追記◆◆◆◆◆◆◆

健康関連の書籍として、私は一昨年「現代の３本の矢力　10倍アップの極意」（玄文社　1540円）を出版しました。
同書の中に、石原先生が奨める健康法も紹介しています。
同書を希望する読者には、著者サイン入り送料込み1000円でお譲りできます。ご連絡をおまちしております。

さらに深掘りした電子書籍として、アマゾンから「健幸力10倍アップの極意」（その１　自分の健康は自分で守る）、「健幸力10倍アップの極意」（その２　50歳を過ぎても健康を維持する秘訣）も出版しました。是非アマゾンにアクセスしてみてください。

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