「マーキュリー通信」no.5459【知らぬが佛と知ってる佛-28「原爆投下とワクチン投下の非人道性の再認識をする」】
近現代史研究家林千勝先生の最新刊(8月11日出版)「原爆は『日本人』へ20数発投下せよ!」(経営科学出版)を読みました。
原爆投下に関しては、米国側の言い訳として「戦争を早く止めたかったから」と主張していますが、全くの嘘ということが本書を読むと良く分かります。
原爆投下は、米国フランクリン・ルーズベルト大統領と英国チャーチル首相が、終戦の1年前、1944年9月に米国ハイドパークで取り決められました。戦後の極秘文書公開で、「ハイドパーク覚書」に2人の署名入りの契約書が広島の原爆記念館にも展示されています。
当時、英米の敵は、ドイツ、フランス、ロシア、そして日本でした。
ヒトラー政権は、核開発を進めており、それに対抗する為に核開発が喫緊の課題でした。
ドイツが先に核開発に成功すれば、ドイツが世界を征服することになります。
だから20億ドルの国家予算を投じて、ドイツより1日も早く核開発が必要でした。
当時の20億ドルは、現在の日本の貨幣価値に換算すると数兆億円、さらに関連諸費用を加えるとその10倍もかかる国家の一大プロジェクトでした。
第2次世界大戦では、独ソ戦が1941年6月に開戦となりました。
当初はドイツが優勢でした。しかし、1943年7月頃からソ連は反転攻勢し、ドイツの勢いは衰えていきます。1945年4月30日ヒトラーは自殺、5月8日にドイツは無条件降伏します。
「ハイドパーク覚書」は、前年1944年の9月です。
核攻撃の対象は、核開発を進めているドイツが当然の成り行きです。
しかし、同覚書では、日本が対象となっています。
当初、この2人は、核攻撃の対象は、日本の軍事施設を考えていました。
しかし、その後、対象が日本人となりました。しかも、事前通知なく、民家に原爆投下することを決めました。
戦争では、軍事施設を攻撃することは国際法上認められています。しかし、民間施設や民間人を殺すことは殺人罪であり、明らかに国際法上違反です。
それでもなぜ日本人を対象としたのでしょうか。
1.20億ドルという膨大な国家予算をかけて開発した原子爆弾の威力を確認したかった。
2.当時、共産主義の脅威を感じ始めていたので、ソ連に対する威嚇行為。戦後、英米以外核保有を認めさせなければ、英米両国で世界を支配できる。
3.原子爆弾の威力の確認、人体実験する
それなら欧米人から人種として劣る猿並の日本人なら良いだろうということでした。
この方針に従い、地方中核都市を選定していきました。
なお、焼夷弾で都市を壊滅された東京、大阪他は対象外でした。
焼け野原では、原爆投下の威力を確認できないからです。
選ばれた都市は、東京、京都、横浜、広島、小倉、新潟の6都市でした。
当初、東京も選ばれていたのですが、皇居もある対象から外されました。その代わり、焼夷弾で東京は破壊されました。
京都は、2千年の歴史がある古都なので、最後対象から外しました。米国人も良心が働いたのでしょう。
第1発目に選ばれたのが広島市でした。広島を皮切りに20都市以上に投下する計画でした。
その理由は、20億ドルという国家予算をかけたので、投下回数が多ければ多いほどコスパがよくなるということでした。
当初、長崎は決まっていなかったのですが、急遽天候等諸事情で長崎に決まりました。
6月23日の沖縄戦の米軍勝利で、日本の敗戦は事実上決まっていました。
よって、米軍側は、原爆投下を急がないと「戦争の早期終結」という大義名分がなくなってしまいます。
日本側は、8月15日にポツダム宣言を受諾します。
よって、これ以上の原爆投下の大義名分がなくなってしまいました。
なお、戦争の早期終結の大義名分なら、広島市1発で良いのですが、2発目の長崎市投下は別のタイプの原爆だったので、その効果を試してみたかったのが事実です。
米国にこれだけひどい仕打ちを受けながら、大半の国民は反米、嫌米感情はありません。
それは戦後GHQがWGIP(War Guilt Information Program)により、先の戦争で悪かったのは日本人だった、日本人はアジアを侵略していった悪い國だったという刷り込みを徹底させたからです。
この洗脳政策は、現在まで続いています。
だから今の日本人がやるべきとは、対米依存を止めて、自主独立の意識を持つこと。そういう国家造りをしていく事ではないかと思います。
林千勝先生は、本書の冒頭で、原爆投下で50万人の広島、長崎市民が犠牲になった。
今の政府は、コロナワクチン接種を国民に半強制的に奨め、その結果、50万人の超過死亡者を出してしまった。今の岸田政権は、その反省が全くない。
それに目をつぶって、さらにレプリコン・ワクチンの開発を進めている。
これを日本人が接種すると、次から次へと感染し、最大2千万人の日本人が死亡するリスクがある。
これを林先生は、現代の形を変えた原爆投下として警告しています。
林先生は、自主独立を目指す戦いとして、4月からWHOが進めている国際パンデミック条約に反対しています。
そのリーダーとして、市民レベルで草莽決起運動を進めています。
3回目の集会&デモはその集大成として、9月28日(土)有明で実施します。
詳細は今後発表されますが、是非一緒に参加しませんか。
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