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2024年10月 3日 (木)

「マーキュリー通信」no.5516【ワンポイントアップの感謝力-51「母から父へ、愛のバトンリレーに感謝」】


一昨日昨日と横浜で「母への反省」を受け、丸1日深く自分の4分の3世紀の人生を見つめました。

母は私が5歳の時に他界しました。
翌年父は、育児放棄、1歳年下の妹を置いて家出をしてしまいました。
祖母が幼い二人を引き取り、母親代わりに育ててくれました。

本来天真爛漫な性格の私だったので、両親が居ない寂しさを特に感じませんでした。また、コンプレックスも感じませんでした。
母の実家は街の自転車店。商人に学問は不要という家風でした。
そこで思い切り羽を伸ばし、遊びまくっていた子供時代でした。

10年後、父は家出から帰ります。
父の姿は着の身着のまま、ホームレス状態でした。

その時私は、「父親のように絶対になりたくない」と心に誓いました。
その時、「将来世界を股に掛けるビジネスマンになる」と誓い、そこから受験勉強に全力投球し、一橋大学商学部に現役合格しました。その後、三井物産に就職しました。

それ以来私は、父を生涯反面教師とし、努力精進してきました。
その努力精進の習慣は現在までずっと続いています。

母は、「5歳で亡くなっても、ノブオは立派に生きていけるだろう」と厳しい愛の鞭を与えてくれたモノと思っています。

父の側から見ると、ホームレス状態で家出から帰るのは、よほど勇気がいることだったと思います。
当然、祖母や伯父伯母から育児放棄の罪を問われます。息子、娘からも軽蔑されます。

その恥を忍んで、家出から帰ってきました。
もし、父が蓄財して、実家にそれまで面倒を見て頂いた事に感謝し、多額の謝礼金を支払っていたら、事情は変わっていたかも知れません。無口な父は過去10年間のことも口にしませんでした。

もし、両親ともに健全で普通の家庭に育っていたら、私はそこそこの大学に進学し、会社経営をしていたかも知れません。
しかし、父同様お人好しの私は、脇甘経営で会社を倒産させていたかも知れません。

父からは、他人に頼らずに生きていくという独立不羈の精神が子供時代に養われました。
そして、努力精進の習慣が身に付きました。
今想うと、この2つは私に後天的に授けられた宝物です。


団塊の世代は、来年全員75歳以上となります。
国家財政は、後期高齢者となった団塊の世代の面倒を見る余裕はありません。

現在、75歳以上の後期高齢者では、寝たきり痴呆老人問題が大きな社会問題となっています。
高齢者の孤独死も社会問題となっています。

一方、離婚率が増加し、現在36%まで上昇し、経済的に困っている母子家庭問題も新たな社会問題となっています。

そんな、現代社会の諸問題を解決のために、今年3月にユートピア建設合同会社を設立し、日本初のシニアとシングルマザー、シングルファ-ザー用シェアハウス ユートピア館の第1号棟を来年末に埼玉県に建設予定です。

ユートピア館では、入居者の年配女性とシングル・マザーが相互扶助の精神で、お互いに助け合う仕組みを創っていきます。
昭和の大家族主義の復活です。

ユートピア建設合同会社から私は役員報酬は頂きません。私の報酬は、入居者の幸福です。
幸福の増大を図ることで、25年掛けて全国に1万棟建設する計画です。
もちろん私一人ではできません。事業承継も視野に入れながら、人材育成と雇用も生んでいきます。
社会人になって53年目ですが、私のこれまでの経験の集大成の事業となります。

この事業は両親に対する恩返しでもあります。
母から父への愛のバトンリレーに対する感謝、報恩行です。」
感謝というスコップで地面を掘り進んでいくと愛の泉があふれ出てくるイメージが湧いてきました。

ユートピア館事業では、AIも使います。しかし、それよりも大切なのは、「愛」です。

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