「マーキュリー通信」no.5573【奇人変人が世の中を変える!-544「大相撲協会の忖度にカツ!」】
今年最後の大相撲九州場所は、大相撲協会の興業精神不足と忖度で興味を削がれた感じがしました。
最後は、琴桜と豊昇龍の2大関の直接対決で琴桜が14勝1敗で初優勝しました。
来場所は綱取り挑戦の場所となりますが、前場所8勝7敗の成績では横綱昇進後も不安が残ります。
祖父の先代琴桜も短命横綱に終わったのでなおさら不安視されます。
今場所の一番の話題と期待は、新大関大の里の優勝、そして来場所は横綱へとファンの期待が膨らんでいました。
私が大相撲協会理事長の立場なら、大の里の苦手とする阿炎や若隆景との勝負は後半戦に持っていきます。二人とも優勝経験があり、優勝候補でした。
それを序盤戦に充てて、大の里は敗れ、早くも優勝争いから脱落し、ファンの夢は途絶えてしまいました。
結局、9勝6敗に終わり、来場所は1からのスタートです。しかし、今場所の成績不振で、自分の欠点を克服し、来場所再度横綱候補として復活して欲しいとファン全員が願っています。
大の里が日本人横綱になれば、短命横綱に終わった師匠稀勢の里の無念を晴らすモノとファンの期待は否が応でも高まります。
一方、来年以降横綱昇進の候補としては、3大関プラス若隆景、さらには尊富士です。
私が理事長なら、この方針に沿った番付と取り組み方針を貫きます。
前場所の成績を元に今場所の番付を決めるなら、前頭7枚目で12勝3敗の若隆景と、前頭2枚目で9勝6敗の王鵬を小結に昇格させるべきでした。
元大関候補だった若隆景は、靱帯損傷の大けがで幕下まで陥落しました。
しかし、大けがを克服して、番付を急上昇させてきました。
相撲ファンの中ではベスト3に入る実力も兼ね備えた人気力士です。
関脇時代に優勝しており、今場所も優勝候補の一人でした。
それなのに序盤戦で、大関と充てて、早々と優勝戦線から脱落しました。
しかし、10勝5敗と二桁の星を残しました。
もし、今場所小結なら、来場所は大関取りの場所となり、ファンの期待は大きく膨らみます。
次に昭和の大横綱大鵬の孫も小結昇進すれば、私のような往年の大横綱大鵬世代のオールドファンなら、大鵬の孫だけに感動で涙腺が緩みます。
今場所は、上位の壁に阻まれ、6勝9敗と負け越しました。しかし、ファンの夢は王鵬の小結再挑戦、そして実力をつけて大関昇進へと夢は膨らんでいきます。
もう一人の期待の星、再入幕の尊富士は、2桁10勝5敗でしたが、彼の実力としては期待外れでした。
彼としては不本意な成績を反省して、来年は大関昇進の年にして欲しいです。
一方、先場所の星取り表で、本来小結に上がるはずのない元大関正代が小結に昇格しました。
正代は熊本県出身なので、九州場所では一番人気の一人です。
それを忖度しての小結昇格と思います。
しかし、正代はすでに大関に復帰する力はありません。
予想通り九州場所は、4勝11敗と大きく負け越して、平幕に陥落することが確定しました。
もし正代をどうしても小結に昇格させたいのなら、張り出し小結を作って昇格させれば良いのです。
それができないのは、私は、今場所も休場した横綱照の富士の給料の支払いが負担と考えています。
私は、ひざの故障で幕下まで陥落し、その後奇跡的に横綱昇進した照の富士を尊敬しています。
しかし、ひざと腰痛で満身創痍、体は悲鳴を上げています。協会は横綱引退を勧告し、引退の花道を作って上げることです。
そうすれば経費負担が減り、張り出し小結を作る予算を確保できます。
最後に、今場所40歳玉鷲が見事勝ち越ししました。さらには連続出場記録を更新しました。
これはあっぱれです。何か特別賞を出して、彼の長年の苦労に報いて欲しかったです。
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