昨日は饗庭(あえば)浩明議長が主催する一般社団法人JCU(日本保守連合)の10周年記念イベントに参加しました。
テーマは、「トランプ政権と日本の未来」でした。
日米関係の過去100年を振り返ると、民主党政権の時に、戦争を起こし、日本も戦争に巻き込まれてきた。
ルーズベルト政権の時に、真珠湾攻撃を起こすように仕組まれ、2発の原爆投下、戦後も民主党政権の時に戦争を引き起こしてきた。
よって、平和志向の共和党とのパイプを強化することで日米関係は平和裏に好関係を築くと認識するに至った。
饗庭氏は、2012年から2016年単身渡米し、共和党アジア顧問として共和党関係者を中心に人脈を築いてきました。
共和党最大の支持団体ACU(米国保守連合)のマット・シュラップ議長が饗庭氏とも同じ年で相性もよかったことから、日本にも保守団体を設立する動きとなり、丁度10年前2015年2月11日JCU設立となった。
饗庭議長の最大の功績は、当時泡沫候補だったトランプを大統領に当選させる立役者の1人となったことです。
今ではトランプ大統領と一番近い日本人として高く評価されています。
故安倍首相とトランプ大統領が親密な関係を築くことができましたが、その陰の立て役者が饗庭議長でした。
日米トップ同士が親しくなることが、両国の関係強化に繋がります。
その意味で、2月8日に行われた石破首相、トランプ大統領会談は、政府やマスコミは成功と評価しています。
大過なく終わったことでは、一応成功と言えるかも知れません。
しかし、昨日登壇した2名の保守言論人、前豪州大使、元外務省経済局長山上信吾氏、令和専攻塾塾頭山岡鉄秀氏の評価は手厳しかったです。
トランプ大統領は、会談の際に、故安倍首相のことを「シンゾー」と何度も呼んで親密度をアピールしていました。
これに対し、石破首相のことを名前で呼ばず、PM、Prime Ministerと呼び、心を開いていない状態でした。
そして、最後は握手もせずに別れました。これはトランプ大統領の非礼と言えますが、そのくらい、心中むっとしていたのでしょう。
トランプ大統領は、石破政権を短命と読んだのでしょうね。だから非礼な態度をとったと解釈できます。
会談の2日後に関係各国に一率25%の関税引き上げを通告しました。
これはWTO違反です。
トランプ大統領流の政府間交渉は、戦争に頼らず、ビジネスライクに有利に交渉を進めていくことをまずは石破首相は認識すべきです。
しかし、戦争好きな民主党政権では、ワクチンビジネスやウクライナ戦争で数兆円巻き上げられたことを考えれば関税引き上げの方がまだましです。
今後のトランプ政権の国家戦略は、西半球中心の外交方針に日本政府、官庁は早く気づき、それに対応した対応策を考えていくことが肝要です。
その核となるのがグリーンランドの買収。
グリーンランドには大量のレアメタルが埋蔵されている。
過去の大統領がチャレンジして実現しなかったが、トランプ大統領が3度目の正直となるのか注目されます。
世界一のレアメタル生産国は中国、半導体生産にはレアメタルが必須だが、中国に依存しない体制にシフトすることが重要となる。
それだけでなく、今後輸送上も、防衛上もグリーンランドが重要戦略拠点となる。
パナマ運河も、香港の中国返還を機に、中国に牛耳られている。それを取り戻しにいく。
国家戦略上、経済面でも軍事面でも中国のコントロール下から米国に取り戻す事は極めて重要です。
打倒中共の旗を掲げたトランプ政権では、この2つは重要な国家戦略となります。
だから岸田政権以来媚中外交を続ける石破首相は、早くこの愚かさに気づくべきです。
トランプ政権の基本戦略は、建国時の精神に戻ることです。
すなわち英国からの圧政から逃れ、神の下の自由な世界を構築していくことです。
これがMAGA(Make America Great Again)となり、アメリカファーストとなります。
不動産王だったトランプ大統領は、史上初めて米国政府に経営、ビジネスの手法を採り入れています。
コスパが合わないことは、どんどん廃止していきます。
それがWHOからの脱退、ウクライナ戦争からの撤退等へと繋がります。
日本政府もジャパンファーストで臨み、米国と利害が衝突する分野では、交渉に臨めばよいわけです。
しかし、戦後80年すっかり従米姿勢が染みついた日本政府は、今回の日米首脳会談でも、思考力欠如状態でした。
よって、トランプ政権に柔軟に対応できる次の首相を真剣に検討することが日本の未来にとっては重要です。
しかし、残念ながら安倍首相暗殺以降、自民党の劣化はひどく、崩壊に向かって突き進んでいる。残念ながら、それに気づかない。
トランプ大統領の任期は4年です。しかし、2年後に中間選挙があります。
現在、上下院共に共和党が多数派を占めています。
しかし、米国では中間選挙で政権与党が負けて、上下院どちらかが少数派になる可能性は否定できません。
当然、民主党側も必死の抵抗で、様々な誹謗中傷を流し、トランプ政権の足を引っ張っています。
だからトランプ大統領は、トランプ政権を2年のつもりで、高速道路を超猛スピードで突っ走っています。
これに対し、日本政府の対応は亀の歩みです。
ただひたすらトランプ政権2年間を大過なく対応していこうとする方針なのでしょうか。
しかし、国民の生活を全く考えない岸田政権に怒った国民は太平の眠りから覚めつつあります。
政府、官僚、マスコミの劣化はひどいですが、諸外国からは日本人の素晴らしさを評価する声は依然根強いです。
昨年来、おとなしい国民から草の根運動が起きつつあります。
「WHOから国民の命を守る会」を日本の近現代史研究家、ノンフィクション作家林千勝氏が昨年立ち上げ、抗議デモを3回行いました。こちらにファミリー層も多数参加し、一般国民の怒りが結集しました。
3回目の有明会場には、饗庭議長も参加しました。
そこには参政党、日本保守党、立憲民主党原口一博議員も参加しました。
これぞ饗庭議長が掲げる主義主張を超えた日本の國を護る真摯な国民運動へと展開しています。
さらには、末期癌患者森永卓郎氏が身命を賭して「財務省解体論」を唱え、1月28日に息を引き取りました。
その遺志を継いで、財務省前で国民の抗議デモが起こるという前代未聞のことでした。
※本件に関しては、昨年12月にアマゾンから電子出版した弊著「奇人変人が世の中を10倍良くする」に詳細を書いています。
今後、自公政権は崩壊し、JCU饗庭議長が提唱する国民の為の政治をする新たな政治勢力が現れ、日本を改革する未来へと進んで行くことになるでしょう。
JCU饗庭議長は、2017年には、全米の最大の保守大会CPACの日本版としてCPACジャパンを開催しました。
年々規模が大きくなり、昨年は1000人以上が参加しました。
その時、トランプ大統領からも祝福のメッセージが送られてきました。
JCUの理念は、政党にとらわれず、真に日本の国益の為に活動する政治家を支援しています。
国民民主党玉木党首、立憲民主党原口一博議員、参政党神谷党首、松田前党首、自民党長尾前衆議院議員他多数います。
JCU饗庭議長は、今後日本の政界を再編成させる陰のキーパーソンとして、より一層活躍するでしょう。
JCU設立10周年記念イベントに参加して、改めて饗庭議長の行動力とその実績、偉大さに頭が下がります。
◆◆◆◆◆◆追記◆◆◆◆◆◆◆
私が石破首相なら、故安倍首相同様、まずファーストネームで呼び合うように、事務方経由根回しをするでしょう。
石破茂なら差し詰めGaryでしょう。"Please call me, Gary!"と笑顔でトランプ大統領と握手すれば、その場で固い雰囲気が消えて、一気に会談は盛り上がるでしょう。
もちろんその前にトランプ大統領に対する想定問答集を作成し、この場合にはどういう対応をするかを準備しておきます。
当然、関税引き上げの話は出るでしょうから、関税の質問が記者団から出たとき、「仮定の話にはお答えできない」と言って、トランプ大統領と会場の笑いを誘いましたが、最悪のパフォーマンスでしたね。
コミュニケーションに関しては、拙著「あなたのコミュニケーション力10倍アップの極意」(玄文社 1540円)を石破首相に是非読んで欲しいです(^人 ^;)交渉の達人になれますよ。
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