ワンポイントアップの幸福力-89「映画『35年目のラブレター』に感激」
現在上映中の『35年目のラブレター』を昨日観ました。
65歳の夫西畑保役に笑福亭鶴瓶、60歳の妻妻皎子(きょうこ)役に原田知世が演じます。
私は原田知世ファンですが、還暦役の原田知世は美しく、鶴瓶が老けて見えるので、夫婦役というよりは親子のような感じでした。しかし、夫婦愛が充分伝わり、素晴らしい感動の映画でした。
また、若い時の夫婦役として、重岡大毅と上白石萌音が演じました。
西畑保は、戦時中に山奥の貧乏な家庭で産まれます。
母が小さいときに他界します。
父は飲んだくれで仕事もせずにわずかなお金も酒代に消えてしまいます。
保は、貧しさから脱出する為に、死に物狂いで働きます。
貯めたお金を家に置いておくと、父の酒代に使われてしまうので、学校に隠しておきました。
ある時、担任の先生がそれを見つけます。
保は、自分が貯めたお金だと主張します。
しかし、先生は信用しません。逆に殴り飛ばされます。
その時から、不登校となります。
小学校1~2年の頃なので、保はそれ以来勉強しません。
よって、読み書きができないまま成長します。
そんな保をどこも雇ってくれません。
ある時、寿司屋の大将に保のまじめさを理解してもらい、寿司屋で働くようになります。
そこに客として現れた皎子と出会います。二人は一目惚れ、結婚することになります。
しかし、保は文字の読み書きができないことを言い出せませんでした。
当然、結婚生活の中で、ばれてしまいます。
保は、ずっとコンプレックスを感じながら、生きていきます。
ある時、夜間の学校で、読み書きできない生徒を募集していました。
年齢不問です。保は勇気を出して、通うことにしました。
初日、妻の皎子も授業参観しました。
そこで保は皆の前で、クリスマスの日に、妻にラブレターを書くことを宣言します。
63歳のクリスマスの日に、妻皎子にラブレターを渡します。
しかし、誤字脱字が多く、妻からは63点、やり直すようにいわれます。
特に幸という文字から一が抜けているので、辛いだよと指摘されます。
保は、妻から満点をもらう為に、一生懸命練習をします。
しかし、妻は脳梗塞で他界してしまいます。
絶望にうちひしがれた保はせっかく書いたラブレターを破り捨てようとしました。
その時、近所の人から回覧板が届きました。
ふと気づくと、タイピストだった妻も保にラブレターを書いていたことが分かりました。
保は、その時、自分が一生懸命勉強して、文字を読み書きできることを認識します。
そして、妻への感謝で終わります。
75歳の時、保は生徒代表として、皆の前でスピーチします。
還暦を過ぎてからの読み書きの勉強は「辛」かった。
しかし、今の心境は、「辛」の漢字に一を足して、幸福です。
そして、自分を支えてきた妻に感謝ですと締めくくります。
結構ネタバレしましたが、この程度知って映画を観賞すると感激の涙が出てきます。
最近観た映画の中では一推しの内容です。
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