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2025年6月11日 (水)

「マーキュリー通信」no.5804【ワンポイントアップの幸福力-98「巨人大鵬卵焼きの時代を懐かしく想う」】


Mr.プロ野球巨人軍長嶋茂雄終身名誉監督の逝去に伴い、名実ともに昭和の時代は終わったと言われています。

しかし、逆にいうならば、私は昭和の時代の方がつくづく良かったと思います。

当時、巨人大鵬卵焼きの時代と言われていました。
敗戦から立ち直ろうとして、国民から新たなヒーローが渇望されていた時代でした。
そんな時、昭和33年に長嶋茂雄というスーパーヒーローが登場しました。
国民の期待通り活躍し、巨人人気に火をつけました。

相撲界では、大鵬というスーパーヒーローが現れ、国民は彼の活躍に熱狂しました。
長嶋も大鵬もイケメンだったことで、女性人氣も沸騰しました。

当時食生活はまだまだ貧しい時代でした。
私が給食を食べるようになったのは、小学5年生最後の時からでした。
それまでは学校にアルアイトの弁当箱に、ごはんを入れ、その上に卵焼きを乗せていました。
卵焼きを食べる幸福感に浸っていました。日替わりで、焼き鮭や、でんぷ、魚肉ソーセージ等が入っていました。

さらにスポーツ界ではプロレス力道山人氣が絶頂の時代でした。
悪役の米国プロレスラーを力道山が最後に空手チョップでやっつけるシーンを観て、国民は熱狂しました。
大東亜戦争で米国に完膚なき負けた日本は、米国にコンプレックスを抱いていました。
力道山は、吸血鬼フレッド・ブラッシーに顔面を噛みつかれ、流血してふらふらになります。
しかし、反則技に怒った力道山は、最後空手チョップで悪役フレッド・ブラッシーをやっつけます。
これは同時にファンは溜飲を下げ満足します。憎き米国をやっつけたことでファンのボルテージは最高潮に達します。

高度成長の時代にさしかかる頃で、生活は貧しかったけれど、国民に夢と希望がある時代でした。
人々同士が絆のある時代でした。

その後日本経済は高度成長で、国民所得は増え、モノがない時代から、モノが豊かになる時代へと移っていきました。
スポーツ人気で、街頭テレビから白黒TVが普及し始めた頃です。
白黒TVの普及に拍車をかけたのが、昭和34年皇太子様と美智子様のご成婚でした。
当時14インチの白黒TVが6万円もしました。初任給1万円の時代でしたから、白黒TVを購入するのに6ヶ月分の給料が必要でした。現在の価格にすると150万円相当にもなります。

当時、家電3種の神器として白黒TV、電気冷蔵庫、洗濯機を国民は求めました。
なお、当時冷蔵庫というと氷を入れて冷やす冷蔵庫を指していたので、それと区別するために、電気冷蔵庫と言っていました。
私はお使いで1貫目の氷を毎日買いに行くのが私の仕事でした。

頑張れば生活が豊かになるという夢や希望があったので、国民は一生懸命働きました。
もちろん電話も一般家庭には普及していませんでした。

まさに映画オールウェイズ3丁目の夕日の時代でした。

何もかもそろっている快適な現代社会から比べるとはるかに不便な時代でした。しかし、私は当時の日本の時代の方が圧倒的に好きでした。

◆◆◆◆◆◆追記◆◆◆◆◆◆◆

私の誕生日には、ナスの挽肉詰めフライが料理として出されました。
私の一番好物の料理として、現在でも私の誕生日にはナスの挽肉詰めフライが料理が出されます。当時を想いだし、その時が至福の瞬間です。

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